明日20日(月)は、東海や関東など東日本~北日本は本降りの雨でヒンヤリ。21日(火)以降は夏日・真夏日続出。湿度も高く、暑さの質が変わる見込みです。熱中症や食品の管理など、注意が必要です。

●19日(日) 晴れた九州北部や東北北部、北海道で真夏日

今日19日(日)は、九州北部や東北北部、北海道は晴れて、所々で最高気温30℃以上の真夏日となりました。

全国で一番気温が上がったのは、福岡県久留米市31.9℃(今年一番)。900地点あまりある全国アメダスの内、18地点で真夏日となり、326地点で夏日となりました。北海道釧路市阿寒徹別30.7℃など、北海道は道東を中心に気温が上がりました(15時まで)。

昨日18日(土)は、夏日地点が633地点と今年最多、名古屋30.2℃と今年初真夏日、東京都心28.8℃、大阪29.0℃と今年一番の暑さとなりましたが、西日本の太平洋側~東海は朝から雨、関東や北陸も昼頃から所々で雨が降り、昨日より大幅に低くなった所もありました。

【15時までの最高気温】
札幌  21.4℃(前日差約4℃↓)6月中旬並み
仙台  27.4℃(前日差約1℃↑)7月下旬並み
東京  24.1℃(前日差約5℃↓)平年並み
名古屋 22.6℃(前日差約7℃↓)4月下旬並み
大阪  21.8℃(前日差約7℃↓)4月下旬並み
福岡  28.3℃(前日差約2℃↑)6月下旬並み
那覇  28.7℃(前日差約2℃↑)6月上旬並み

※夏日(最高気温25℃以上)、真夏日(最高気温30℃以上)

●明日20日(月) 関東などヒンヤリ

明日20日(月)朝、通勤・通学の時間帯は、東海や関東など東日本~東北で、本降りの雨となるでしょう。

雨が降っている間は気温の上がり方が鈍く、正午の気温は東京都心で19℃と、4月下旬並みの予想です。気温が20℃を下回ると、羽織る物がないとヒンヤリ感じられます。重ね着など、服装で上手く調節しましょう。

●21日(火)以降 夏日・真夏日続出 湿度もアップ不快な暑さ

21日(火)以降は、本州の南に前線が停滞する見込みです。本州付近は湿った空気が入りやすく、雲が広がりやすいですが、晴れ間もあるでしょう。なお、沖縄や奄美では、週明け早々、梅雨入りの可能性があります。

最高気温は西日本や東日本を中心に、夏日・真夏日続出。23日(木)~24日(金)は、東北でも夏日続出、真夏日の所もありそうです。

今年夏日地点が最多となった昨日18日(土)は、湿度が低くカラッとした暑さでしたが、この先は湿度が高く、暑さの質が変わります。

湿度が高いと、気温がそれほど上がっていなくても、熱中症のリスクが高くなります。食品の管理などにも、十分な注意が必要です。

●熱中症予防のポイント

熱中症を予防するには、以下のポイントを心がけてください。

① 日頃から、体調管理を心がけましょう。朝など時間を決めて、毎日体温を測定したり、健康状態をチェックしたりすることにより、体調の変化に気づくことができます。
② できるだけ暑さを避けて、喉が渇く前から水分補給を心がけましょう。なるべく涼しい服装を心がけ、日傘や帽子も活用するのが効果的です。入浴の前後や、起床後も、まずは水分を補給しましょう。汗を大量にかいた場合は、水分だけでなく、塩分補給も忘れないでください。
③ 暑さを我慢せず、エアコンを使って室内の温度を適度に下げましょう。室内に温度計を置き、こまめに室温を確認しながら調節するとよいでしょう。なお、感染症対策として換気を行う場合は、窓とドアなど2か所を開放したり、扇風機や換気扇を併用したりするのが、おススメです。換気後、エアコンの温度は、こまめに再設定してください。

もし、少しでも体調が悪いと感じたら、無理をしないで、自宅で静養することが必要です。高齢者や子ども、障がいのある方は、特に熱中症になりやすいので、周りの方が気を配るなど、十分ご注意ください。

情報提供元: tenki.jp日直予報士