東海地方 明日18日は真夏日続出 名古屋も今年初めての真夏日か 来週も気温高め
明日18日は、東海地方の内陸部で最高気温30℃以上の真夏日が続出するでしょう。名古屋や岐阜でも今年初めての真夏日となる可能性があります。運動会が行われる学校では、お子さんはもちろん保護者の方も、熱中症対策、紫外線対策を心がけるようにしてください。
●明日18日:「南高北低」の気圧配置で高温に
暴風をもたらした低気圧は、明日18日には北海道のはるか北へ遠ざかる見込みです。変わって明日18日は、日本付近は南に高気圧、北に低気圧の「南高北低」の気圧配置となる見込みです。南の高気圧から低気圧に向かって一段と暖かな空気が入り、そこに強い日差しも加わるため、東海地方では今日17日よりも気温が大幅に上昇しそうです。
なお、昨年2023年も5月に気温が急上昇した日は、熱中症による救急搬送者数が多くなりました。明日18日も季節外れの暑さに注意が必要です。
●内陸部は真夏日続出 名古屋も今年初めての真夏日か
明日18日は一日を通してよく晴れて、雨の心配はほとんどなさそうです。特に、昼頃までは比較的雲が少なくスッキリと晴れるため、日差しが強く感じられそうです。
予想最高気温は25℃以上の夏日となる所がほとんどで、特に、愛知県や岐阜県の内陸部では濃い赤色で示される、30℃以上の真夏日となる所が多いでしょう。名古屋でも今年初めての真夏日の可能性があります。(これまで最も早く真夏日が観測されたのは2004年4月22日)。
また、名古屋などでは朝と昼間の気温差が15℃以上になり、寒暖差が非常に大きくなります。運動会が行われる学校では、朝の涼しさに油断せず、お子さん、保護者の方も熱中症対策はもちろんのこと、紫外線対策も心がけるようにしてください。
●あると便利 熱中症対策グッズ
夏のレジャーなど、暑い中、外で過ごす時には、熱中症対策として、次のようなグッズがあると、便利です。
① ペットボトルや水筒に入った飲み物(水やスポーツドリンクなど)を用意して、気づいた時に、すぐ水分補給ができるようにしましょう。また、塩分タブレットや塩分の含まれた飴があると、大量の汗によって失われた塩分を、手軽に補給できます。
② 日傘や帽子で、日差しの暑さを遮りましょう。晴れた日は、地面に近い所ほど気温が高いため、背の低いお子さんは、大人よりも暑い空気に包まれてしまいます。また、帽子をかぶると、熱中症対策だけでなく、紫外線対策にも効果的です。帽子は、時々はずして、汗を蒸発させましょう。さらに、海岸など日陰のない所でのレジャーでは、日よけテントがあると、日陰を作り出すことができます。
③ 扇子やうちわ、携帯扇風機もおススメです。涼しい風で、体を冷やすことができます。
④ 冷却シートなどの冷却グッズも、上手に利用しましょう。ネッククーラーは、太い血管が体の表面近くを通っている首元を冷やすため、効率よくクールダウンできます。また、保冷剤や氷があれば、タオルなどにくるみ、体(首、脇の下、太ももの付け根など)にあてて、冷やすことができます。他にも、スカーフやバンダナがあると、水で濡らして首や頭に巻けば、水が蒸発する時にまわりの熱を奪うため、体温を下げることができます。
(熱中症を予防するには、熱中症対策グッズを用意するだけでなく、なるべく涼しい所でこまめに休憩することや、「水分をとっている?」「少し休んだほうが良いよ」など声をかけ合うことも、忘れないでください。)
●週間天気 来週はスッキリしない空模様が続く
19日(日)は、湿った空気や前線に伴う雲が東海地方に次第に近づく見込みです。午前中は日差しもありますが、午後は段々と雲が多くなるでしょう。夜は雨の降りだす所がある見込みです。真夏日となる所はなく、土曜ほどの暑さはなさそうです。20日(月)は一日雨が降りやすいですが、大雨の心配はないでしょう。
21日(火)以降はスッキリしない空模様が続き、23日(木)頃はまとまった雨量となる可能性があります。なお、昨日16日、日本気象協会は最新の2024梅雨入り予想を発表しました。東海地方の梅雨入りは、平年より遅く「6月中旬」となりそうです。
来週は、これまでよりもムシムシとして、蒸し暑く感じられる日が多いでしょう。