関西では、この先2週間は安定して晴れる日が少ないでしょう。明後日16日(木)は天気の急変に注意が必要です。週末からは季節先取りの暑さが続き、雨でも気温が高く蒸し暑い見込みです。熱中症など体調の管理に注意をしてください。

●15日(水)~21日(火) 安定して晴れる日は2日間だけ 16日(木)は急な雷雨に注意

関西では、明日15日(水)は、南から湿った空気が流れ込むため、雲が出やすくなり、午後は弱い雨の降る可能性があります。降っても一時的ですが、念のため折り畳みの傘があると安心です。
明後日16日(木)は、上空に寒気を伴った低気圧が日本海を進むでしょう。大気の状態が不安定で、急な強い雨や雷雨に見舞われる恐れがあります。特に、北部は注意が必要です。中部と南部でも空模様の変化にお気をつけください。
17日(金)と18日(土)は、各地とも安定して晴れる見込みです。最高気温は日ごとに上がり、18日(土)は京都や豊岡などで30度の予想です。朝晩と日中との寒暖差がかなり大きくなるでしょう。
19日(日)は、西日本の南の海上に延びてくる前線の影響で、時間が遅くなるほど雨が降りやすくなりそうです。20日(月)にかけて広い範囲で雨が降り、21日(火)まで雨の残る可能性があります。

●22日(水)~27日(月) 季節先取りの暑さ続く 雨でも気温が高く蒸し暑い

この期間は、前線が日本の南の海上に停滞しやすくなるでしょう。前線が本州に近づくタイミングで関西は雨が降りそうです。
22日(水)は大体晴れて、23日(木)も日差しの届く時間があるでしょう。
24日(金)と25日(土)は、広い範囲で雨が降り、26日(日)と27日(月)も雲が多めで、雨の降る所がある見込みです。前線の動きによって雨の予報が変わる可能性がありますので、天気予報はこまめに確認するといいでしょう。
また、この期間は、最低気温、最高気温ともに平年より高く、かなり高い日もある見込みです。これまでと違い、雨でも気温が高く、蒸し暑くなりそうです。昨日は、気象台から近畿地方の高温に関する早期天候情報が発表されました。熱中症や、農作物の管理などに十分注意が必要です。

●熱中症対策グッズを使って快適に

イベントなど外で過ごす時には、熱中症対策として、次のようなグッズがあると便利です。

① ペットボトルや水筒に入った飲み物(水やスポーツドリンクなど)を用意して、気づいた時に、すぐ水分補給ができるようにしましょう。また、体を動かしたくさん汗をかくような場合は、塩分タブレットや塩分の含まれた飴があると、失われた塩分を手軽に補給できます。
② 日傘や帽子で、日差しの暑さを遮りましょう。晴れた日は、地面に近い所ほど気温が高いため、背の低いお子さんは、大人よりも暑い空気に包まれてしまいます。また、帽子をかぶると、熱中症対策だけでなく、紫外線対策にも効果的です。さらに、日陰のない所でのレジャーは、日よけテントがあると、日陰を作り出すことができます。
③ 扇子やうちわ、携帯扇風機もおススメです。涼しい風で、すぐに体を冷やすことができます。
④ 冷却シートなどの冷却グッズも、上手に利用しましょう。また、保冷剤や氷があれば、タオルなどにくるみ、体(首、脇の下、太ももの付け根など)にあてて、冷やすことができます。

熱中症を予防するには、熱中症対策グッズを用意するだけでなく、なるべく涼しい所でこまめに休憩するようにしてください。「水分をとっている?」「少し休んだほうが良いよ」など声をかけ合うことも大切です。

情報提供元: tenki.jp日直予報士