東海地方 記録的な暖かさとなった4月 GWも暑さに注意 この先も高温傾向が続く
東海地方は、4月は記録的な暖かさとなりました。ゴールデンウィーク後半、その先の5月下旬にかけても気温は高い状態が続きそうです。運動会の練習が行われる地域では、お子さんの熱中症対策を心がけてください。
●2024年4月は記録的な暖かさに
今年2024年4月は、日照時間は平年より少なかったものの、暖かな空気が断続的に流れ込み、月平均気温は高くなりました。名古屋や岐阜、津、静岡を代表してみますと、月平均気温は平年より2℃~3℃ほど高く、4月の観測史上1位、または2位の値になるなど、記録的に暖かい4月となりました。
また、名古屋で最高気温25℃以上の夏日となったのは6回などで、日々の気温が、1か月を通して高く推移しました。
●ゴールデンウィーク後半、この先の気温は?
明日3日(金):憲法記念日から5日(日):こどもの日は、高気圧に覆われて広く晴れるでしょう。各地で行楽日和が続く見込みです。明日3日から汗ばむ陽気が戻り、特に、4日(土)と5日(日)は気温が高く、最高気温は名古屋や岐阜、高山で29℃の予想など、季節先取りの暑さとなりそうです。日傘や帽子など熱中症対策グッズを忘れずに、お出掛けください。また、車の中も暑くなりますので、短時間であっても、子どもやペットを車内に残して車から離れないようにしましょう。
6日(月):振替休日は雲が多く、夜、雨の降りだす所がありますが、日中いっぱい傘の出番はなさそうです。
連休明けの7日(火)は、日本海を進む低気圧や前線の影響で、広く雨が降る見込みです。低気圧が発達し、「メイストーム」と呼ばれるような雨や風が強まり荒れた天気となる恐れがあります。最新の情報に注意が必要です。
8日(水)と9日(木)も、スッキリしない空模様となるでしょう。
●1か月予報
気象庁から今日2日発表された1か月予報によりますと、平年よりも暖かな空気が流れ込みやすく、特に、5月中旬にかけては気温は平年よりもかなり高い状態が続く見込みです。5月下旬も平年並みか高いでしょう。
また、連休明けの雨など来週は雨が降りやすいため、5月上旬は平年に比べて晴れの日が少なくなりそうです。5月中旬から下旬にかけては数日の周期で天気は変わるものの、平年と同様に晴れの日が多くなるでしょう。運動会の練習が行われる地域では、この時期として暑い日が多くなるため、お子さんの熱中症に十分注意してください。
●春でも車内の熱中症に注意
外気温がそれほど高くない日でも、直射日光の当たる場所に車を駐車すると、車内温度が上昇する場合があります。
2019年5月8日に屋外駐車場で実施した実験では、外気温が23.3℃〜24.4℃であったにもかかわらず、直射日光の当たる場所に駐車した車は、計測開始時25℃だった車内温度が約2時間後に、軽ワゴン車で39.9℃、大型SUVで46.5℃を観測しました。真夏に比べると車内温度は少し低くなっていますが、車内は高温になっていました。(日本自動車連盟:JAFユーザーテストより)
春でも油断は禁物です。短時間であっても、子どもやペットを車内に残して車から離れないようにしましょう。