明日13日(土)、明後日14日(日)は西日本から北日本の広い範囲で晴れて、汗ばむ陽気となりそうです。まだ今はヒノキ花粉を中心に、花粉が飛びやすい季節。この時期に晴れて乾燥・高温の条件が整うときは、より花粉の飛散量が増えてしまいます。花粉症の方はこの土日、万全の対策が必要です。

●土日は全国的に花粉が飛びやすい　来週は西からヒノキ花粉の飛散がおさまる

明日13日(土)、明後日14日(日)は西日本から北日本の広い範囲で晴れて、最高気温が25℃以上の夏日になる所が多くなりそうです。
乾燥・高温は花粉の飛散にとって好条件。東京・名古屋・仙台では、土日ともに花粉が「非常に多く」飛び、西日本でも大阪・高知など花粉が「多く」飛ぶ所があるでしょう。すでにスギ・ヒノキともに飛散のピークを過ぎたとみられる福岡でも、「少ない」ながら花粉が飛散する見込みです。

日本列島の広範囲で花粉が飛びやすいのは、この土日まで。来週になると、西から徐々に花粉の飛散量は少なくなっていきそうです。

●屋内でも花粉症対策を

土日は広く晴れて、お出かけや部屋の掃除をする方も多いかと思います。帰宅時や部屋の掃除の際には、花粉を部屋の中、そして体の中になるべく入らないようにする対策が必要です。

帰宅した後は、うがいをしましょう。また、洗顔をして花粉を落とすとよいでしょう。髪の毛にも花粉が付着するのでしっかりとシャンプーをするのも効果的です。
花粉飛散シーズンに窓を全開にして換気すると大量の花粉が室内に流入します。花粉のピーク時に1時間の換気をしたところ、3LDKのマンション一戸で、およそ1000万個もの花粉が屋内に流入したとの実験結果もあります。窓を開ける幅を10センチ程度にして、レースのカーテンをすることで、部屋の中に入ってくる花粉の数を、全開にした時と比べておよそ4分の1に減らすことができるという実験結果もあります。窓を開ける幅は少しでも構いませんので、なるべく換気しながら花粉を防ぎましょう。
なお、床やカーテンなどに花粉が多数付着している可能性がありますので、こまめに掃除をし、カーテンは定期的に洗濯をするとよいでしょう。

情報提供元： tenki.jp日直予報士