東海地方 雨雲は東へ 午後は晴れ間が戻る 雨が止んだあとも土砂災害に注意
東海地方では大雨のピークは過ぎつつありますが、静岡県の東部や伊豆を中心に雨脚が強まっています。この後、雨雲は東へ遠ざかり、午後は晴れ間が戻る見込みです。ただ、広く北寄りの風が強く吹き、冷たい空気が入ってくるでしょう。寒暖差に気をつけてください。
●24時間降水量
24時間降水量(9日11時20分現在)
1 位 伊豆市(天城山) 195.5 mm
2 位 御殿場市 130.0 mm
3 位 藤枝市(高根山) 128.5mm
平年の4月の1か月分の雨量の半分ほどを、24時間で観測する地点もあり、この時期としては雨量がかなりまとまっています。
また、1時間に20mm以上の土砂降りの雨や、30mm以上のバケツをひっくり返したような雨を所々で観測しています。
●今後の雨は?
低気圧が東海地方の沿岸を東北東へ進んでいます。午後には、まとまった雨雲は東へ遠ざかる見込みです。
すでに、三重県や愛知県、岐阜県、静岡県の中部にかけて、雨の止んでいる地域が多くなってきました。大雨のピークは過ぎつつあり、今雨の降っている所も、あと1~2時間で止むでしょう。もうしばらく、雷を伴った非常に激しい雨や激しい雨に注意してください。
午後は、広く晴れ間が戻る見込みです。ただ、各地で北寄りの風が強く吹くため、強風や高波に注意が必要です。冷たい空気も入ってくるため、朝よりも今夜は少しひんやり感じられそうです。寒暖差に気をつけましょう。
また、雨が止んだあとも地盤が緩んでいるため、しばらくは土砂災害などに注意してください。
●週間天気
明日10日以降、しばらく高気圧圏内が続くため、おおむね晴れの天気が続く見込みです。一時的ですが、北から入ってくる冷たい空気の影響で、明日10日の朝は空気がひんやりしそうです。最低気温が、名古屋で10℃を下回るのは、4月2日以来です。コートなど羽織るものを忘れずに、お出掛けください。
沿岸部で雨の降る所はありますが、大きな天気の崩れはなさそうです。ダウンコートや厚手の冬物を片付けるには、絶好の機会となりそうです。長く続く晴天を有効にお使いください。