今日26日は、日本海側や北日本などで厳しい寒さとなっています。明日27日は全国的に晴れて気温が上がりますが、花粉が大量に飛散する条件が揃いそうです。花粉症の方は、対策を万全にしてお過ごしください。

●激しすぎる寒暖差 前日差15℃以上の地点も

今日26日は、雨や雪、北風の影響で、日本海側や北日本を中心に、厳しい寒さとなっている所があります。

午後2時の気温は、昨日25日の同時刻と比べて、宮城県仙台市では約18℃も低い0.7℃、福島市では約16℃低い2.7℃、石川県輪島市で約5℃低い5.5℃などとなっています。仙台市では、たった一日で初夏から真冬以下の気温に変化したということになります。

●明日27日 晴れて気温上昇 花粉が大量飛散の恐れ

明日27日は、移動性の高気圧に覆われる見込みです。未明は雨や雪の残る所があるものの、日中は全国的に晴れるでしょう。風も徐々に弱まり、日差しが暖かく感じられそうです。

一方、雨上がりの気温上昇や空気が乾いてくることにより、花粉の大量飛散条件が揃ってしまうことになります。関東や東海で「非常に多い」、そのほかも「多い」所がほとんどでしょう。

東北ではスギ花粉が中心で、関東ではスギ花粉に加えてヒノキ花粉も多く飛んでいます。九州などは、徐々にヒノキ花粉が中心になりつつあります。

●帰宅後の花粉対策 室内の花粉を減らすために

花粉症の症状を緩和させるには、できるだけ花粉を避けることが大切です。そのためには、室内に入る花粉を減らすよう、以下のことを心がけましょう。

① 花粉飛散シーズンに窓を全開にして換気すると、大量の花粉が室内に流入します。花粉のピーク時に1時間の換気をしたところ、3LDKのマンション一戸で、およそ1000万個もの花粉が屋内に流入したとの実験結果もあります。感染症対策として、換気をする機会も多いかと思いますが、窓を開ける幅を10センチ程度にして、レースのカーテンをすることで、部屋の中に入ってくる花粉の数を、全開にした時と比べておよそ4分の1に減らすことができるという実験結果もあります。窓を開ける幅は少しでも構いませんので、なるべく換気しながら花粉を防ぎましょう。
② 床やカーテンなどには、花粉が多数付着している可能性があります。濡れた雑巾やモップなどを使って、こまめに拭き掃除をしましょう。カーテンは、定期的に洗濯をするのがおすすめです。
③ 花粉が大量に飛ぶと予想される日には、なるべく洗濯物や布団を外に干すのは避けるか、外に干した場合は、花粉をしっかり払い落してから、取り込みましょう。

情報提供元: tenki.jp日直予報士