低気圧が運ぶ暖気と嵐 ポカポカ陽気も午後は東北で大荒れ 交通影響に警戒
今日15日は各地で午前から暖かく、すでに20℃近くまで気温の上がっている所があります。午後はさらに気温が上がりますが、東北では夕方以降は大荒れとなり、暴風に警戒が必要です。
●午前からポカポカ陽気 午後もさらに気温上昇
今日(15日)は、日本付近は緩やかに高気圧に覆われていて、九州から関東・北陸にかけてと、また東北や北日本の太平洋側で日差しが出ています。
日本付近は暖かい空気に覆われていて、午前中から気温が上がっています。午前11時現在、最高気温は西日本や東日本は広く15℃以上となり、鹿児島県肝付町の内之浦で19.1℃、東京都心で16.5℃を観測しています。
午後は、北日本付近の低気圧に向かって南から暖かい空気が流れ込むため、さらに気温が高くなる予想です。今日の予想最高気温は、鹿児島では21℃、福岡で18℃、大阪で16℃、名古屋で19℃、東京都心で18℃、仙台で16℃、札幌で5℃となっています。3月下旬~4月中旬並みの所が多いでしょう。
明日(16日)朝の冷え込みもそれほど強まらない見込みですが、この時期、日中と朝晩との気温差が大きくなるため、服装で上手に調節して体調を崩さないようにしてお過ごしください。
●北日本の日本海側 午後は雪や雨で風強まる 交通への影響も
今日午前11時現在、北日本の一部に弱い雨雲や雪雲がかかっています。また、東北の日本海側や新潟県などでは風が強まってきています。
今夜にかけて前線を伴った低気圧が北日本を通過するため、北海道や東北の日本海側では雨や雪が降るでしょう。局地的にはカミナリを伴って降り方が強まりそうです。急な強い雨や、竜巻などの激しい突風、落雷に注意が必要です。
さらに、東北では今日夕方から16日明け方にかけて西よりの暴風となり、最大瞬間風速は30メートルと、風に向かって歩けないような風が吹き荒れるでしょう。横殴りの雨や雪となって、見通しが悪くなることも予想されます。交通への影響に警戒が必要です。