向こう一週間、天気が短い周期で変化。後半は、関東から西の地域を中心に、日ごとの寒暖差が大きくなりそう。3月1日(金)は春の空気が優勢に。2日(土)は一転して北風が強まり、寒さが戻る。

●低気圧や前線 たびたび通過

高気圧と低気圧が、日本付近を交互に通ります。
29日(木)頃は、低気圧が本州の南を通過するでしょう。関東などに大雪を降らせることもある「南岸低気圧」ですが、今回は陸地に近いコースを辿る予想で、本州付近に暖かい空気が流れ込みやすくなりそうです。
また、4日(月)頃は低気圧が北海道付近へ進むでしょう。この低気圧に向かうように、南よりの風が吹く見込みです。

●3月1日(金)は気温高め 2日(土)は真冬の寒さも

明日27日(火)は、北陸以北は朝まで雪が降るでしょう。特に、東北の太平洋側で雪の降り方が強まり、海沿いの地域も含め、積雪が急増する恐れ。風も強いでしょう。大雪や吹雪、強風により、交通が大きく乱れる可能性があります。
その先、天気が短い周期で移り変わります。雨の範囲が広がるのは、南岸低気圧が通る29日(木)の午後~1日(金)の午前。西日本と東日本の太平洋側を中心に、雨脚の強まる所がありそうです。1日(金)の午後は天気が回復しますが、2日(土)は北陸以北では再び雪や吹雪の所が多くなり、全国的に冷たい北よりの風が強まります。

気温は上がったり下がったり。特に、1日(金)は東日本を中心に気温が上がり、東京都心をはじめ春本番の暖かさになる所があります。2日(土)は一転、広く平年を下回るでしょう。名古屋や大阪、福岡は晴れても10℃に届かず、真冬のような寒さ。各地、風の冷たさが加わり、体感温度はさらに下がるでしょう。4日(月)には春の空気に入れ替わり、関東以西は15℃前後まで上がる所が多くなりそうです。
先週ほどではないものの、日ごとの寒暖の差が大きく、体に負担がかかりそうです。服装選びは、慎重になさってください。

情報提供元: tenki.jp日直予報士