今日19日、九州は大気の状態が不安定で、昼過ぎにかけて局地的に激しい雨が降り、雷を伴う所があるでしょう。また、南よりの風が強まり、海上は波が高い所が多いですのでご注意ください。

●19日 雨風強まる

今日19日は、前線を伴った低気圧が朝鮮半島付近に進んでいます。九州付近は南から湿った空気の流れ込みが強まり、大気の状態が非常に不安定になっています。
九州は朝から雨の所が多く、長崎県平戸市では、午前9時52分までの1時間に37.5ミリの激しい雨が降り、2月としては観測史上1位の記録になりました。午前10時45分現在、九州の西海上から長崎県や佐賀県などに活発な雷雲が流れ込んでいます。

今日19日の九州は夕方まで雨が降りやすく、昼過ぎにかけて局地的に激しい雨が降るでしょう。季節外れのまとまった雨量になります。発達した積乱雲の下では、落雷や竜巻などの激しい突風を伴うおそれもあります。落雷や突風、雨の降り方にお気をつけ下さい。また、沿岸海上を中心に南よりの風が強まり、海上は波が高いでしょう。強風や高波にも注意が必要です。
場合によっては、九州で「春一番」が観測されるかもしれません。

●今週はぐずついた天気

今週は、明日20日以降も前線の影響で、曇りや雨のぐずついた天気が続くでしょう。
明日20日は前線が九州南岸付近まで南下するため、九州は日中いったん雨が止む所が多くなりますが、夜は再び雨が降りやすくなるでしょう。21日(水)は前線を伴った低気圧が九州付近へと近づくため、九州各地で本格的な雨となり、雨量が多くなる見込みです。22日(木)にかけて雨が降るでしょう。23日(金)から24日(土)は前線は九州の南海上へ南下し、北から天気が持ち直す見込みです。

また、週の前半は気温は平年より高めですが、後半は次第に気温が下がり、寒さが戻りますので、気温の変化にお気を付け下さい。

情報提供元: tenki.jp日直予報士