5日の全国天気 九州南部は大雨 関東甲信は大雪に警戒 真冬の寒さに逆戻り
今日5日は、南岸低気圧の影響で、九州から関東甲信を中心に雨や雪が降る見込みです。九州は局地的に激しい雨が降るでしょう。関東甲信は昼頃から次第に雪が降り、東京23区でも積雪のおそれがあります。積雪や路面の凍結による交通障害に注意・警戒してください。最高気温は昨日4日より低い所が多く、真冬の寒さに逆戻りしそうです。
●九州南部は局地的に激しい雨
今日5日から6日にかけて、低気圧が発達しながら本州の南岸から日本の東へ進む見込みです。いわゆる「南岸低気圧」の影響で、九州から関東甲信にかけて広い範囲で雨や雪が降るでしょう。
沖縄は雲に覆われて、午前中を中心に雨が降るでしょう。風が強まり、横殴りの雨となることもありそうです。九州は昼頃まで雨が降るでしょう。特に朝までが雨のピークで、九州南部では局地的に激しい雨が降りそうです。風が次第に強く吹くでしょう。四国や中国地方、近畿は日中は広い範囲で雨が降り、山陰や近畿北部では雪のまじる所がありそうです。
●関東甲信では大雪に
東海は朝から、北陸は昼前から雨や雪が降りだすでしょう。関東甲信は昼頃から雪や雨が降り、山沿いを中心に大雪となりそうです。普段雪がめったに降らない東京23区などでも積雪のおそれがあります。予想より気温が低くなった場合には、平地でも警報級の大雪となる可能性があります。積雪や路面の凍結による交通障害に警戒・注意してください。
東北は昼頃まで日の差す所がありますが、午後は雲に覆われて雪の降る所がありそうです。北海道は朝晩は所々で雪が降りますが、日中はおおむね晴れる見込みです。
●今日の最高気温
昨日4日は立春で、暦の上では春に入りましたが、今日5日の最高気温は、北海道から沖縄まで昨日4日より低く、真冬の寒さに逆戻りとなる所が多いでしょう。
札幌はマイナス2℃の予想です。再び氷点下の凍えるような寒さになりそうです。仙台や東京都心は4℃、金沢、名古屋は5℃、大阪や広島は6℃の予想です。東北から中国、近畿は5℃前後の厳しい寒さになりそうです。万全の寒さ対策をしてお出かけください。
高知や福岡は10℃を超えて12℃から13℃くらいでしょう。鹿児島は昨日4日より高く、17℃の予想です。那覇は昨日4日より5℃低く、20℃くらいでしょう。
●普段は雪の少ない所で「大雪」予想 お出かけ前の注意点は?
今回は、関東など、普段、あまり雪の降らない所で大雪が予想されます。そこで、お出かけ前に注意していただきたいことが4つあります。
(1)時間に余裕をもって行動しましょう。歩きなれた道でも、目的地に着くまでは、普段より時間がかかることが予想されます。焦って、急ぎ足になると、転倒する危険性もあります。
(2)滑りにくい靴を用意しましょう。靴底がツルツルしたものや、ヒールの高い靴は、危険です。靴底に溝がついている運動靴や、登山用の靴などがおススメです。
(3)歩き方のポイントを覚えておきましょう。歩幅を小さくして、地面に垂直に足を踏み出し、重心はやや前において、足の裏全体を路面につけて歩きましょう。ゆっくりとペンギンのような歩き方をするのが、おススメです。万が一、滑ってしまったら、尻餅をつくように転ぶと、頭を打ちにくくなります。
(4)両手をあけておきましょう。リュックや肩掛けカバンなどを選び、可能なら、傘を持つのも避けましょう。両手を出していれば、転んだ時でも、顔や頭を守ることができます。