2024年桜開花予想(第1回) 開花トップは福岡・高知で3月19日 東京は20日
きょう31日、日本気象協会は「2024年桜開花予想(第1回)」を発表しました。暖冬の傾向が強かったものの、寒波の影響も受け、3月にかけても気温が高いことから、桜の開花は全国的に平年より早い見込み。桜の開花トップは、福岡・高知で3月19日予想。東京は20日に開花予想。
●開花の傾向
2024年春の桜の開花は、全国的に平年より早くなるところが多いでしょう。
今年の桜の開花は、3月19日に福岡・高知からスタートする見込みです。20日には熊本や東京などで、21日には広島、名古屋などでも開花し、3月末までに、九州から北陸にかけての広い範囲で開花するでしょう。
4月に入ると、桜前線は東北まで北上し、4月2日には仙台で、19日には青森で開花する見込みです。4月下旬には北海道へ到達し、札幌では27日に開花するでしょう。
この冬(12月~1月)の気温は、全国的に寒気の流れ込みが弱い時期が続き、暖冬の傾向が強かったものの、12月下旬ごろの寒波では、気温が平年を大きく下回る日も続きました。そのため、桜の花芽(はなめ)の休眠打破※には、開花を大きく遅らせるほどの影響はない見込みです。
2月の気温は、全国的に平年より高くなり、3月にかけても、気温は平年並みか平年より高くなるところが多いでしょう。そのため、桜の開花は全国的に平年より早くなるところが多いですが、現時点の予想では、昨年のような記録的な早期開花ラッシュにはならない見込みです。
※休眠打破:前年の夏に形成され休眠に入った花芽が、冬になり一定期間の低温にさらされて目覚めること
●言葉の説明
平年:1991~2020 年の平均値
かなり早い :平年よりも 7 日以上早い
早い :平年よりも 3 日から 6 日早い
平年並 :平年との差が 2 日以内
遅い :平年よりも 3 日から 6 日遅い
かなり遅い :平年よりも 7 日以上遅い