2024年春は高温傾向 例年より早く夏物商品シーズンイン!?
この先2月から4月の平均気温は西日本を中心に平年より高くなり、春の訪れも早くなりそうです。夏ものアイテムが例年よりも早く活躍する予想のため、早めの準備を心がけましょう。
●この先3か月の気温傾向 西日本を中心に高温傾向
この冬は暖冬傾向となっていますが、この先2月から4月の平均気温は西日本を中心に平年より高くなるでしょう。春の訪れも早くなりそうです。
2月の気温は平年より高めに推移しやすいため、スギの開花が進む可能性があります。福岡や東京など早い所では2月上旬に飛散開始となる予想のため、花粉症の方は早めに対策をした方がよさそうです。
3月にかけてはエルニーニョ現象などの影響で寒気が南下しにくく、沖縄や西日本を中心に気温が高い傾向が続きます。
4月になると、高温傾向は落ち着いてくる所が多くなりますが、西日本を中心に平年並みか高い予想です。
●今年は夏物アイテムが活躍が早め
今年は春にかけて平年より暖かいと予想されることから、夏ものアイテムの活躍が例年よりも早まると予想されます。冬の終わりの気温上昇は、実際の気温以上に暖かく感じます。5月の20℃は過ごしやすい気温でも、3月の20℃は汗ばむぐらいの気温です。日本気象協会が解析したデータによると、真夏に使うイメージがある日焼け止めや制汗剤などの夏物アイテムは、例年この時期から気温上昇に反応して売れ始めています。
2月はまだまだ寒い時期ですが、春一番が吹くなど気温が急激に上昇する日もありそうです。また、スギ花粉が本格的に飛び始めることから、鼻炎治療薬のなどが必要とされるようになると共に、ビールなどの嗜好品や日焼け止めも需要が高まります。
3月になると、暖かい日も多くなる予想です。気温上昇にまだ体が慣れておらず、汗ばむような日も出てくるでしょう。早くもアイスクリームなどの冷たいものが食べたくなりそうです。また、制汗剤や殺虫剤も活躍し始めるでしょう。
4月に入ると、少しずつ暑いと感じる所も出てきそうです。スポーツドリンク、ミネラルウオーター、お茶などのドリンク類の需要も高まりそうです。
●鍋物の季節は早めに終了 焼肉シーズンの到来早めか
2024年春は平年より気温が高くなる予想であることから、食卓にも変化がありそうです。
日本気象協会の調査によると、この先は「豚肉しゃぶしゃぶ用」の需要が平年より早く少なくなり、「牛肉焼肉用」の需要は高くなる予想です。鍋シーズンの終了が早くなり、アウトドアでも楽しめる焼肉シーズンの需要が高くなると考えられます。
今年は例年よりも早く春を感じられそうです。早めに春のお出かけやアイテムをそろえるなどの計画を立てておくと良さそうです。