今週、九州は寒気の流れ込みが弱まり、寒さが和らぐでしょう。また、九州付近は前線がのびるようになり、天気図は早くも春の気配が現れる見込みです。

●今朝(29日)は強い冷え込み

今朝(29日)の九州は、放射冷却現象が強まり氷点下の冷え込みの所が多くなりました。最低気温は熊本県阿蘇市乙姫-6.1度、大分県由布市湯布院-5.7度、宮崎県美郷町南郷-5.4度、鹿児島県伊佐市大口-4.8度など、九州の山沿い中心に-5度前後まで下がり厳しい冷え込みになりました。

今日29日は高気圧に覆われおだやかに晴れて、最高気温は九州北部で12度前後、九州南部は15度前後と、日中は寒さが和らぐでしょう。

●今週は前線の影響 天気ぐずつく

今週は寒気の流れ込みが一段落し、南から暖かい空気が入りやすくなります。明日30日朝も放射冷却現象で冷え込みが強いですが、その後は気温は平年よりも高い日が多くなるでしょう。特に、九州南部は最高気温が20度前後まで上がる日もあり、暖かくなりそうです。

また、今週から来週初めにかけて九州付近に前線がのび、春先によく現れる天気がぐずつくパターンになる見込みです。
明日30日も晴れますが、西から前線がのび、午後は次第に雲が広がってくるでしょう。31日(水)から2月1日(木)は九州付近に前線がのび、各地で雨が降りまとまった雨量になる見込みです。2日(金)から3日(土)「節分」は前線はいったん九州の南へ南下しますが、4日(日)「立春」から5日(月)は再び前線が九州付近へ北上し、雨が降る見込みです。

この後、季節の進みが早くなるため、花粉のシーズンも例年より早まる可能性があります。花粉症の方は早めに予防しておきましょう。

情報提供元: tenki.jp日直予報士