道路影響予測 週末にかけて北日本を中心に影響大 立ち往生やスリップ事故に注意
週末にかけては、北日本を中心に気象による道路への影響が大きくなりそう。東海や近畿北部、山陰の大雪のピークは越えましたが、積雪や凍結によるスリップ事故などにご注意を。
●週末にかけても影響大
今日25日も、強い冬型の気圧配置が続き、日本海側は広く雪が降りそうです。北海道では猛吹雪となり、見通しがきかなくなる所もあるでしょう。また今朝にかけて、仙台など太平洋側の平地で積雪が急増するなど、路面の状況が悪化しています。
関東甲信は、山沿いを中心に大雪となっていて、影響が続くでしょう。北陸や東海、近畿北部、山陰では、大雪のピークは越えましたが、日本海側では雷を伴って雪の降り方が強まることもありそうです。これまでに降った雪や凍結によるスリップ事故などにご注意ください。
27日には冬型の気圧配置が次第に緩みますが、北海道から北陸では断続的に雪が降るでしょう。沿岸ほど風が強く吹くため、影響が長引きそうです。いつも以上に慎重な運転を心がけてください。
●雪道運転 万が一に備えての安心グッズ
雪道運転をする場合、立ち往生など万が一に備えて、次のものを用意しておくと安心です。
(1)防寒着やカイロ、毛布など暖をとるもの
暖房がとまってしまった際の車内温度の低下に備えましょう。
(2)飲料水や非常食、モバイルバッテリー、簡易トイレ、懐中電灯
長時間、車内で過ごすことや夜間のトラブルを想定して準備しておきましょう。
(3)ブースターケーブル、 牽引ロープ、タイヤチェーン
バッテリー上がりの際に使用するブースターケーブルや発進不能になったときの脱出に役立つ牽引ロープもあると良いでしょう。スタッドレスタイヤだけでは対処しきれないほどの積雪にも対処するため、タイヤチェーンもあると役立ちます。
(4)軍手、ゴム手袋、長靴、スコップ
除雪ができるものを準備しておきましょう。マフラーが雪に埋まると排気ガスが車内に逆流し、一酸化炭素中毒を起こすおそれがあります。
雪道を運転する際は、もしものときに役立つグッズをクルマに積んでおくようにしてください。加えて、出かける前に燃料が十分にあることを確認しましょう。ただし、気象情報や交通情報を確認し、大雪や猛吹雪が予想される場合は、外出の予定を変更したり、移動手段を変更したりすることも検討してください。