昨年9月から、太平洋側を中心に降水量の少ない状態が続いています。中国地方は山陽南部で、この1か月まとまった降水がなく、平年の2割にも届いていない地域があります。ただ、明日18日から21日朝にかけては断続的に雨が降り、久しぶりに広い範囲でのまとまった降水となりそうです。

●広島市と岡山市の降水量 1月16日までの約1か月 まとまった降水なし

山陽南部に位置する広島市や岡山市の昨年9月からの降水量と平年値を比べると、12月は平年並みになったものの、10月は大幅に少なく、少雨傾向が続いています。
また、12月の主な降水は12月の中頃までで、それ以降1月16日にかけて、まとまった降水がありません。

●21日朝にかけて 久しぶりのまとまった雨に

中国地方は今夜(17日夜)、前線や湿った空気の影響で雲が広がり、雨の降る所があるでしょう。
明日18日は前線が中国地方を南下するため、日中を中心に広く雨が降る見込みです。
19日はいったん雨のやむ所が多くなりますが、20日から21日朝にかけては、西日本の南岸付近を前線を伴った低気圧が進み、広く雨が降るでしょう。
約1か月振りの、めぐみの雨となりそうです。
朝の強い冷え込みはなく、日中の最高気温はこの時季としては高い見込みです。ただ、日中は日差しが届かないため、気温ほどは暖かく感じられないでしょう。

週明けの22日は、西から寒気が流れ込む見込みです。山陰や山陽北部で雲が広がり、雨の降る所があるでしょう。
23日から24日は冬型の気圧配置になり、平地で雪を降らせるレベルの寒気が流れ込む見込みです。山陰や山陽北部を中心に雪が降り、真冬並みの厳しい寒さとなるでしょう。

情報提供元: tenki.jp日直予報士