この先、低気圧が日本付近を次々と通過するため、北陸地方は雨や雪の降る日が多くなりそうです。地震の被災地でも4日(木)にかけては大雨、7日(日)~8日(月)は雪の降り方に警戒が必要です。

●4日にかけ断続的に雨 土砂災害に厳重警戒を

北陸地方では今夜(2日)遅くから4日(木)にかけて、断続的に雨が降る見込みです。特に大地震があった石川県能登地方では、地盤が緩んでいるところがあるため、今後少しの雨でも土砂災害の危険度が高まります。

3日にかけて予想される1時間雨量は(多い所で)、能登地方、加賀地方ともに15ミリ。
3日正午から4日正午までの24時間予想雨量は(多い所で)、能登地方、加賀地方ともに、およそ50ミリとなっています。

まとまった雨になる見込みで、場合によっては警報級の大雨になる恐れもあります。土砂災害に厳重な警戒が必要です。

●7日~8日 まとまった雪の恐れ

7日(日)~8日(月)は、一時的に冬型の気圧配置となり、寒気が流れ込む見込みです。北陸地方は6日(土)から雨が降りやすく、7日(日)は次第に雨が雪に変わり、8日(月)の午前中にかけて雪の降るところが多くなりそうです。地震の被災地でも、まとまった雪になる可能性もあります。雪の重みで、家屋が一層崩れやすくなる恐れがありますので、少しでも心配のある方は避難所に移動するなどの対策をお願いいたします。

日中の最高気温も5度前後と凍えるような寒さになりそうです。寒さに対しても万全の備えが必要になりそうです。

●非常用グッズの確認をする

いつ発生するかわからない地震に備えて、非常用グッズをリュックにまとめておきましょう。
非常用グッズの使用期限や消費期限は定期的に確認してください。
情報をいつでも入手できるように、電池式のラジオを用意しておきましょう。地震による停電や通信回線が集中しても、いち早く正しい情報を入手できるようにしておくことが大切です。緊急警報放送に対応しているラジオは、緊急時に自動的に電源が入るようになっています。

情報提供元: tenki.jp日直予報士