明日以降は2つの低気圧が短い間隔で、本州付近を通過します。天気も短い周期で変化するほか、関東などは気温の変化も大きくなりそうです。

●週明けは低気圧が発達

明日11日(月)~明後日12日(火)にかけては、本州付近を低気圧が発達しながら通過します。西日本は明日、東日本や東北は明後日を中心に天気が崩れる見込みです。

低気圧に向かって南から暖かく湿った空気が流れ込む影響で、太平洋側の地域を中心に雨の量が多くなるおそれがあります。また、低気圧が発達するため、全国的に風が強まる予想です。荒れた天気となる所もあるため、注意が必要です。

なお、低気圧の北側にあたる東北北部は内陸を中心に雪が降り、降雪量が多くなる所がありそうです。雪の降り方に注意してください。

●次の週末も低気圧が接近

13日(水)以降は、「冬型の気圧配置」と「低気圧通過」を短い周期で繰り返します。

15日(金)~16日(土)は、東北付近を低気圧が発達しながら通過する見込みです。次の週末は全国の広い範囲で再び天気が崩れ、北日本は雪となる所が多くなりそうです。低気圧が通る東北では、内陸で降る雪の量が多くなる可能性があります。

この低気圧の通過後は、強い冬型の気圧配置となり、今度は日本海側で荒れた天気となるかもしれません。北日本の日本海側はこの先しばらく、雨や雪、風の強まる日が多くなるため、気象情報に注意してください。

●気温がジグザグ変化

気温は明日以降も、西日本や東海で平年より高い状態が続く見込みです。福岡や大阪では週後半に20℃以上となる日がある予想で、季節外れの暖かさとなりそうです。

関東や東北南部は日ごとの気温の変化が大きく、一日で体感が急に変わる日があります。特に次の週末は東京で、最高気温が日ごとに10℃くらい変わる予想です。

北海道は最高気温は0℃前後で、札幌でも最高気温が0℃未満の真冬日となる日がありそうです。なお、17日(日)以降は強い寒気が流れ込んで、全国的に気温が一気に下がる予想です。

情報提供元: tenki.jp日直予報士