明日30日未明~明け方 金星とスピカが最接近 防寒対策をして南東の低い空に注目を
11月下旬から12月上旬ごろにかけて、未明から明け方の南東の低い空で金星とおとめ座の1等星スピカが接近します。中でも、明日30日は最接近となります。冷え込みが強まる時間帯となるため、観測は万全な防寒対策を。
●明日30日未明~明け方 金星とスピカが接近
11月下旬から12月上旬ごろにかけて、未明から明け方の南東の低い空には、金星とおとめ座の1等星スピカが接近します。
最接近は、明日30日ごろです。冷え込みが強まる、未明から明け方の時間帯となるため、万全な防寒対策をして南東の低い空に注目をしてみましょう。
最接近となる明日30日は、望遠鏡でのぞいた時の視野の範囲が5度未満まで近づき、前後数日間は、双眼鏡の同一視野で見ることができます。継続して観察すると、日を追うごとに、金星とスピカの間隔や並び方が変化していく様子が確認できるでしょう。
●明日30日 太平洋側では観測のチャンス
明日30日にかけては、北日本を中心とした冬型の気圧配置が続く見込みです。
北海道や東北は雪が続き、北陸は雨や雷雨となるでしょう。日本海側は雲が多く、所々でにわか雨がありますが、太平洋側は関東を中心によく晴れる見込みです。
観測のチャンスが大きいのは、関東となりますが、東海から西でも雲の切れ間から観測できるタイミングがありそうです。
冷え込みが強まる時間帯となりますので、暖かいコートや手袋、ブランケットなどで万全な防寒対策が必要でしょう。