中国地方は、きょう9日は夏日の所もありましたが、10日の雨を境に季節が進み、週明け13日は12月上旬並みの寒さとなるでしょう。日本海側の地域を中心にくもりや雨の天気となり、大山など山頂付近で雪がまじる可能性があります。

●あす10日 朝から夕方まで広く雨

あす10日は、西日本の南岸付近を前線を伴った低気圧が進み、さらに日本海にも前線がのび、本州付近を通過する見込みです。
中国地方は雲が多くなり、朝から夕方まで広く雨が降るでしょう。雷を伴い強く降る所がある見込みです。また、午後は北寄りの風が次第に強まるでしょう。
朝の冷え込みはないものの、日中は雨が降るため気温があまり上がらず、最高気温は20℃前後で、きょう9日との寒暖差が大きくなる見込みです。

●雨の後は寒気が流れ込む 今季一番の寒気が南下

きょう9日は、中国地方の上空1500m付近に10℃くらいの暖かな空気(10月上旬頃)が流れ込んでいますが、あす10日の雨の後は寒気が流れ込む見込みです。
13日には四国の南まで0度以下の寒気が流れ込み、山陰沿岸にはマイナス3度の寒気(12月中旬頃)が予想されています。標高の高い山では雪になるほどの強い寒気が入るでしょう。

●13日は11月下旬から12月上旬並みの寒さに

あす10日の午後は次第に寒気が流れ込み、13日にかけて今季一番の寒気が流れ込む見込みです。
11日から13日は、山陰や山陽北部で雲が広がりやすく、雨が降るでしょう。山陽南部でもにわか雨の所がある見込みです。大山など、標高の高い山頂付近で雪がまじる可能性があります。
日中の最高気温は、山陽南部で15℃前後になり、山陰や山陽北部で10℃を少し超えるくらいと、12月上旬並みの寒さとなる所があるでしょう。昼間でも暖房が必要な寒さとなる所もありそうです。暖かくして過ごしてください。

14日からは寒気の流れ込みがおさまり、山陽を中心に大体晴れるでしょう。16日は気圧の谷の影響で天気が変わりやすく、にわか雨の所がある見込みです。
日中の最高気温は20℃くらいになる所もあり、寒さはやわらぐ見込みです。ただ、朝晩と昼間の寒暖差は大きいでしょう。

情報提供元: tenki.jp日直予報士