九州 10日の雨を境に気温低下 大きな寒暖の変化に注意
九州は、今週10日(金)に低気圧の通過でまとまった雨が降り、その後、来週初めにかけて気温が大きく下がる見込みです。この先の大きな寒暖の変化にご注意ください。
●けさ(8日)は強い冷え込み 日中は過ごしやすい
きょう8日は二十四節気の「立冬」。けさ(8日)の九州は穏やかに晴れて、放射冷却現象が強まり、今季一番の冷え込みの所が多くなりました。最低気温は熊本県阿蘇市乙姫で1.3度、宮崎県五ヶ瀬町鞍岡1.4度、大分県由布市湯布院1.8度など、九州の山間部では1度台まで下がりました。
きょう8日はこのあとも、高気圧に覆われて穏やかな晴れの天気が続きます。朝は強い冷え込みでしたが、最高気温は22度前後と日中は過ごしやすい陽気で、絶好の洗濯・布団干し日和になる見込みです。
●10日(金)の雨を境に季節前進
あす9日は移動性高気圧の中心が東へ離れ、西から前線がのびてくるため、天気はゆっくりと下り坂に向かいます。初め晴れますが、午後は次第に雲が増え、夜は雨が降り出すところがあるでしょう。暖かい南風が吹き、所々で最高気温が25度以上の夏日も現れそうです。
あさって10日は、前線を伴った低気圧が九州付近を通過するため、九州各地でまとまった雨が降るでしょう。この雨の後、大陸から次第に寒気が流れ込んできます。来週初めにかけて、九州付近は冬型の気圧配置となり、この時期としてはやや強い寒気が流れ込む見込みです。特に、来週13日(月)の最高気温は15度前後までしが上がらず、11月下旬から12月上旬並みとなります。
10日(金)の雨を境に季節がまた大きく前進しますので冬支度を進め、大きな寒暖の変化で体調を崩さないようにお気をつけください。