九州 6日 寒冷前線通過 激しい雨や落雷・突風に注意 雨のあとは黄砂飛来か
九州は、きょう6日昼前から夜にかけて寒冷前線が通過するため、一時雨や風が強まり荒れた天気になる見込みです。落雷や竜巻などの突風、急な激しい雨にご注意下さい。また、寒冷前線の通過後は、大陸から黄砂が飛来する可能性があります。
きょう6日、朝鮮半島付近を発達しながら進む低気圧があり、低気圧からのびる寒冷前線が、昼前から夜にかけて九州を通過する見込みです。寒冷前線の南下に伴い、活発な雨雲のラインが九州を次第に南下するため、九州北部は夕方にかけて雷を伴い激しい雨が降る所があるでしょう。九州南部も午後は雨や雷雨となり、局地的に激しく降る見込みです。発達した積乱雲の下では、落雷や竜巻などの激しい突風にもご注意ください。
沿岸海上を中心に南のち西よりの風が強く、海上は波が高くなる所が多いですので、船舶は注意が必要です。
また、寒冷前線が通過した後は北から冷たい空気が流れ込み、次第に気温が下がりますので服装にもお気をつけください。
●6日夜~7日 秋の黄砂飛来の可能性
大陸では低気圧が発達しながら通過し、今月に入りモンゴルのゴビ砂漠などで黄砂が観測されています。
九州は寒冷前線が通過した後、今夜(6日)からあす7日は大陸から薄い黄砂が飛来する可能性があります。
黄砂の飛来は春が最も多いですが、秋も上空の西風に乗って時々黄砂が飛来することがあります。福岡市で黄砂が観測されれば、11月の黄砂の飛来は2019年以来、4年ぶりとなります。
●天気変化早く、気温変化大きい
今週から来週初めにかけて、天気は周期的に変わるでしょう。
あす7日(火)は大陸から進んでくる高気圧に覆われて、日差しが戻りますが、一時的に冷たい空気が流れ込むため、やや気温が下がる見込みです。10日(金)と13日(月)頃に前線や気圧の谷が通過して雨が降り、13日(月)頃はやや強い寒気が流れ込む見込みです。この先は、天気の移り変わりが早く、気温の変化も大きいですので、お気をつけください。