きょう26日、東京都心は朝の最低気温が11.5℃まで下がりましたが、午前9時台には20℃を超えて、気温が急上昇しています。日中は夏日手前まで気温が上がり、寒暖差が大きくなるでしょう。この先も朝と日中の寒暖差が大きいため、服装は脱いだり着たり調節しやすいものを。

●きょう25日 東京都心 朝から短時間で大幅気温アップ 日中は夏日手前に

きょう26日は、寒気を伴った気圧の谷は東に抜けて、日本付近は広く安定した晴れの天気となっています。
昨夜は雷雨が発生した東京都心も、朝からよく晴れています。

東京都心の朝の最低気温は、11.5℃まで下がりました。平年よりやや低く、11月上旬並みの気温となりました。
朝は冷えましたが、たっぷりの日差しでみるみる気温が上昇中です。
最低気温が観測されたのは午前6時過ぎですが、午前9時台には20℃に達し、気温が急上昇しています。

日中は夏日手前まで気温が上がり、寒暖差が大きくなるでしょう。

●この先も朝と日中の寒暖差大きく

関東は、来週にかけて晴れる日が続くでしょう。
東京都心は、日中は23℃前後で、この時期としては少し高めの気温になる日もある見込みです。
朝晩は放射冷却現象で、この時期らしい冷え込みとなり、朝と日中の寒暖差が大きい日が続きそうです。

極端な冷え込みや寒さはなさそうですが、時間によって、脱いだり着たり調節しやすい服装がおすすめです。体を冷やさないように、上手く服装で調節をなさってください。

●放射冷却現象とは

この時期、夜から朝にかけて穏やかに晴れると「放射冷却現象」が強まるため、気温がグンと下がります。

「放射冷却」とは、どういった現象かといいますと、物が外へ熱を出して、冷えることです。

例えば、寒い夜に、布団をしっかりかけて寝れば、朝まで体が暖かかったはずなのに、布団をかけずに寝てしまい、体が冷えてしまった経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

この場合と同じで、夜から朝にかけて曇りの天気だと、雲が布団と同じ役目をするので、地面近くの熱は空へ逃げにくく、冷え込みが弱くなります。一方、風が弱く晴れていると、布団と同じ役目をする雲がないので、地面近くの熱は、どんどん空へ逃げてしまうため、冷え込みが強くなるのです。

放射冷却現象が強まるという予報の時は、夜から朝にかけて冷え込みが強まります。しっかり暖かくして、お過ごしください。

情報提供元: tenki.jp日直予報士