土日はオリオン座流星群が見ごろに 1時間5個程度 太平洋側中心に晴れてチャンス大
22日(日)は、「オリオン座流星群」の活動が極大となります。月明りの影響はほとんどなく、条件は良いでしょう。1時間あたりの流星数は5個程度で、極大を中心とした前後数日間は見られます。土日は太平洋側を中心に晴れて、流れ星を見られるチャンスです。
●オリオン座流星群がピークに
22日(日)は、オリオン座流星群の活動が極大となります。
極大時刻は午前9時頃で太陽が昇っていますので、21日(土)の夜半から未明にかけてが一番の見ごろです。月明りの影響はほとんどなく、条件は良いでしょう。国立天文台によりますと、1時間あたりの流星数は5個程度とのことです。
極大を中心とした前後数日間は見られますので、晴れる日には、是非、夜空を見上げて、流れ星を探してみてください。
●土曜日の夜の天気は?
21日(土)の夜は、北海道の日本海側から北陸は雲が多く、雨や雪の降る所が多いでしょう。一方、北海道や東北の太平洋側は晴れる所が多くなりそうです。関東から九州は太平洋側を中心に晴れて、流れ星を見られるチャンスがあります。沖縄も本島地方を中心に晴れるでしょう。
●日曜日の夜の天気は?
22日(日)の夜は、寒気の影響で、北海道の日本海側から新潟県は雲が多く、所々で雨や雪が降るでしょう。北海道や東北の太平洋側、北陸3県は多少雲のかかる所もありますが、晴れる所が多く、流れ星を見つけるチャンスがあります。関東から九州にかけてはおおむね晴れて、観察日和となるでしょう。沖縄も大体晴れる見込みです。
土日は、この秋一番の寒気が流れ込み、夜間はグッと冷えるでしょう。星空観察の際はしっかりと寒さ対策をなさってください。
●流れ星を見つけるコツは?
流れ星を見つけやすくするには、以下の4つのポイントがあります。
① できるだけ、街灯など人工の明かりが少ない場所を選びましょう。人工の明かりが多いと、その明るさに邪魔をされて暗い流れ星が見づらくなり、見ることのできる流れ星の数が少なくなってしまいます。
② できるだけ空が広く見渡せる場所を選ぶことも重要なポイントです。
③ 空の広い範囲に注意を向けるようにしましょう。放射点の方向にはこだわる必要はありません。流星群は、放射点(流星の軌跡を逆向きに延長したときに通る点のこと)のある方向だけに出現するわけではなく、夜空のどこにでも現れます。空をより広く見渡しているほうが、より多くの流星を捉えられる可能性が高くなります。
④ 今回は月明りの影響はほとんどなく、条件が良いでしょう。