北海道の週間天気 週末は初雪も? 気温変化の大きい1週間に
この先一週間の北海道は、気圧の谷や上空の寒気の影響で週末にかけては雨の降る日が多くなるでしょう。特に、土曜日から日曜日には上空に強い寒気が流れ込み、峠や山間部を中心に雪が降って積雪状態となる見込みです。道北などでは平地でも雪が降る可能性があります。
●明日から明後日は雨の量が多くなりそう
明日19日から明後日20日にかけては、前線や低気圧が北海道付近を通過し、大気の状態が非常に不安定となるでしょう。
明日は道北や道央、道南方面は日中を中心に雨が降りやすく、道東方面でも午後は次第に雨の降る所が多くなります。局地的に雷を伴い、降り方が強まることもあるでしょう。
明後日も全道的に雨が降り、午後を中心に雨脚が強まって、まとまった量の雨となる恐れもあります。最新の気象情報や交通状況などを確認するようにしてください。
●週末は峠で積雪の恐れ 平地でも雪に?
21日土曜日から22日日曜日にかけては次第に冬型の気圧配置となり、上空には強い寒気が流れ込むでしょう。北海道の上空1500メートル付近で-5℃前後と、今シーズン最も強い寒気となる見込みです。
土曜日から日曜日は、日本海側を中心に雨の降る所があるでしょう。峠や山間部などでは雪が降り、石北峠や三国峠、北見峠など標高の高い峠では積雪状態となることもありそうです。札幌近郊の中山峠でも雪の積もる恐れがあるため、週末に峠越えを予定されている際は必ず冬タイヤを装備するようにしてください。
また、日本海側北部では平地でも雪の降る可能性があります。10月18日の時点で、今シーズンはまだ初雪の観測がありませんが、今週末の寒気次第では平地でも初雪の観測となる可能性があります。なお、気象官署の初雪の平年日は早い方から、稚内と旭川で10月19日、網走は10月30日です。
●週間気温 日々の変化が大きく、体調管理に注意
明日19日の最高気温は、広く20℃前後で、平年より4℃ほど高い所が多く、網走などオホーツク海側では平年より7℃くらいも高くなります。日差しがなく、雨や風の強まる影響もあるため、実際の気温ほどの暖かさはなさそうですが、それでも肌寒さを感じるほどではないでしょう。
その後、週末にかけては上空に強い寒気が流れ込むため、最高気温は15℃にも届かない所が多くなるでしょう。稚内や旭川など日本海側北部では、日中も10度に届かない所もありそうです。寒さが強まるため、週末の外出は暖かい服装を心がけてください。
来週の月曜日以降は、再び北海道に暖かい空気が流れ込み、日中は平年並みか高めの気温となるでしょう。18℃くらいまで上がる所が多くなります。