きょう13日も関東は、カラッとした秋晴れが続くでしょう。山沿いを含めて夜までにわか雨もなさそうです。朝晩と昼間の寒暖差が大きいので、服装選びや体調管理には引き続き注意が必要です。

●関東はオール晴れマーク 安定した晴天に

きょう13日も、本州付近は大陸からの高気圧に広く覆われる見込みです。

関東は朝からすっきりした晴天となっていて、日中も広く秋晴れが続くでしょう。主要都市の天気マークは全て晴れマークひとつで、各地で安定した晴天となりそうです。

きのう12日は夜になって内陸部を中心に局地的に雨雲が発生しましたが、きょうは山沿いを含めて広い範囲でにわか雨の心配はないでしょう。

●日が沈むと気温急降下 夜は暖かくして

今朝も冷えて、東京都心は4日ぶりに最低気温が15℃を下回り、水戸市や前橋市などは今シーズン最も冷えた朝となりました。

日中の最高気温は23℃~24℃くらいの所が多く、甲府市は25℃と夏日になる予想です。日なたでは薄着で過ごせるくらいの陽気になるでしょう。

ただ、夕方以降、日が沈むと気温が急降下で、東京都心は午後6時以降は20℃以下。あす14日の朝には再び15℃くらいまで下がる見込みです。

秋晴れになると、一日の中での気温変化が大きくなる特徴があるため、昼間は快適でも、夜は体を冷やさないようにお気をつけください。

●晴れた日ほど夜間は冷える 放射冷却とは

この時期、夜から朝にかけて穏やかに晴れると「放射冷却」が強まるため、気温がグンと下がります。

「放射冷却」とは、どういった現象かといいますと、物が外へ熱を出して、冷えることです。

例えば、寒い夜に、布団をしっかりかけて寝れば、朝まで体が暖かかったはずなのに、布団をかけずに寝てしまい、体が冷えてしまった経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

この場合と同じで、夜から朝にかけて曇りの天気だと、雲が布団と同じ役目をするので、地面近くの熱は空へ逃げにくく、冷え込みが弱くなります。一方、風が弱く晴れていると、布団と同じ役目をする雲がないので、地面近くの熱は、どんどん空へ逃げてしまうため、冷え込みが強くなるのです。

放射冷却現象が強まるという予報の時は、夜から朝にかけて冷え込みが強まります。しっかり暖かくして、お過ごしください。

情報提供元: tenki.jp日直予報士