きょう28日は、関東甲信から九州、沖縄は厳しい残暑になるでしょう。関東甲信や東海では真夏並みの暑さで、甲府市でや静岡市は35℃と統計開始以来、最も遅い猛暑日となる可能性があります。9月下旬ですが、熱中症にご注意ください。

●関東甲信以西は厳しい残暑

きょう28日は、前線を伴った低気圧が北日本付近を通過するでしょう。前線や低気圧に向かって、暖かく湿った空気が流れ込みそうです。

最高気温は、雨の降る北海道や東北北部では昨日より低くなるでしょう。北海道は20℃前後、東北北部も25℃に届かない所が多くなりそうです。昨日より3℃前後低くなるでしょう。東北南部と北陸は昨日より高く、30℃近くまで上がる所がありそうです。

関東から九州は、30℃以上の所が多く、厳しい残暑が続くでしょう。特に、関東甲信や東海では真夏並みの暑さで、33℃前後まで気温が上がりそうです。甲府市や静岡市では35℃と統計開始以来、最も遅い猛暑日となる可能性があります。湿気も多く、蒸し暑いでしょう。

熱中症情報を見ますと、関東甲信から九州、沖縄で「厳重警戒」の所が多くなっています。9月下旬ですが、油断せずに暑さ対策をなさってください。こまめな水分を心がけましょう。室内では適切にエアコンを使うなど涼しくしてお過ごしください。運動会の練習などでは大人が気をつけてあげてください。

●熱中症の応急処置

熱中症は、できるだけ予防したいものですが、万が一、症状が疑われる場合は、次のような応急処置が必要です。

まずは、涼しい場所へ移動しましょう。冷房の効いた部屋や、屋外では風通しのよい日陰で、できるだけ早く、体を冷やしてください。
衣服を緩めて、体から熱を逃がしましょう。体温を下げるためには、冷やした水のペットボトル、氷枕などを使って、両側の首筋や、わきの下、足の付け根を冷やすと効果的に体温を下げることができます。
水分と塩分を補給しましょう。冷たい水を、自分で持って飲んでもらうと、体にこもった熱を奪うだけでなく、水分補給もできます。また、経口補水液やスポーツドリンクを飲めば、汗で失われた塩分も適切に補えます。
ただ、吐き気を訴えたり、意識がなかったりするなど、自分で水分を摂ることができない場合は、口から水分を補給するのは禁物です。すぐに病院へ運んでください。

情報提供元: tenki.jp日直予報士