全国の週間天気 東日本を中心に雨の日多い 新たな台風の影響も 厳暑はまだまだ続く
向こう一週間、関東や東海を中心に雨の降る日が多くなる。新たに発生する予想の台風の動向に要注意。厳暑は収まらず、10日頃からは、かなりの高温も。
●あす5日は九州などに活発な雨雲 その先は東日本を中心に雨
あす5日(火)は、熱帯低気圧(元台風12号)が九州南部へ次第に近づきます。この熱帯低気圧や、周辺の湿った空気の影響で、九州南部と四国は雨が降ったりやんだり。朝晩を中心に雨脚が強まり、道路が冠水するほど激しく降る所もありそうです。中国地方と近畿、東海、北陸は、日差しはあっても雲が広がりやすく、午前、午後ともに所々で雨や雷雨となるでしょう。関東甲信は大体晴れますが、午後は山沿いや内陸の一部で雨雲が湧きます。東北は、低気圧が近づく太平洋側では強弱を繰り返しながら雨が降り、日本海側もにわか雨の可能性があります。北海道は午前中ほど広く雨で、局地的に雷を伴うでしょう。
あさって6日(水)は、気圧の谷が通過するため、九州と四国、本州の広範囲で雨。本降りになる時間帯もあるでしょう。
7日(木)以降、東北南部や関東、東海で雨の降る日が多くなりそうです。
●新たな台風発生へ 東日本に近づくおそれ
きょう4日(月)15時現在、日本の南に熱帯低気圧があり、あす5日(火)には台風になることが予想されています。6日(水)にかけて、沖縄の大東島地方へ近づいたあと、次第に東日本へ向かうでしょう。
それほど発達せずに北上する予想ですが、それでも、7日頃は関東を中心に雨が強まり、その後の進路によっては東北の太平洋側などにも影響が出る可能性があります。
今後の動向に注意が必要です。
●厳しい残暑 収まらず 高温に関する早期天候情報も
気温は、全国的に平年並みか高いでしょう。
曇りや雨でも30℃を超える所が多く、晴れる日は猛暑も。秋の足音が近づく気配はありません。
きょう、気象庁は「高温に関する早期天候情報」を発表。これは、その時期としては10年に1度程度しか起きないような著しい高温となる可能性が、いつもより高まっているときに、事前に注意を呼びかける情報です。北海道と本州、四国、九州北部では10日頃から、九州南部と奄美地方では11日頃から、沖縄地方では13日頃から、平年と比べて気温がかなり高くなる可能性があります。
この先もまだまだ熱中症対策が欠かせません。適切に冷房を使い、暑さのピークとなる時間帯の外出を極力控えるなど、無理のないようにお過ごしください。