東京都心 今年72回目の真夏日 最多記録を更新 厳暑はいつまで?
東京都心は午前7時30分過ぎに気温が30℃に達し、今年72回目の真夏日となりました。統計開始以来、年間の真夏日日数の最多記録を更新したことになります。この先も残暑が厳しく、更に記録を更新しそうです。熱中症に引き続き警戒してください。
●今年72回目の真夏日
きょう2日(土)は、東京都心は朝から晴れて気温が上がっています。午前7時30分過ぎに気温が30℃に達して、今年72回目の真夏日となりました。1875年の統計開始以来最多だった、2010年の年間71回の記録を更新したことになります。
今年は、東京都心は5月17日に初めて最高気温が30℃以上の真夏日となりました。その後は5月は2日、6月は8日、7月は29日、8月は31日と真夏日の日数を増やし、9月に入っても暑さは収まらず、きのうときょう30℃以上を観測し、72日となっています。その間、7月10日に今年初の最高気温35℃以上の猛暑日、8月8日に猛暑日日数の歴代最多を更新し、きのうまで猛暑日は22日となっています。
●暑さはいつまで?
東京都心のこの先の予想最高気温を見てみると、30℃前後の日が来週にかけても続くでしょう。平年ですと、9月上旬には最高気温が30℃を下回りますが、今年はまだまだ厳しい残暑が続き、真夏日日数の記録をさらに更新する見込みです。長く続く猛暑により体力が落ちている方や、夏休みが終わり、生活のリズムが変わったという方もいると思います。体調を崩さないように、十分にご注意ください。
●熱中症の応急処置
熱中症は、できるだけ予防したいものですが、万が一、症状が疑われる場合は、次のような応急処置が必要です。
まずは、涼しい場所へ移動しましょう。冷房の効いた部屋や、屋外では風通しのよい日陰で、できるだけ早く、体を冷やしてください。
衣服を緩めて、体から熱を逃がしましょう。体温を下げるためには、冷やした水のペットボトル、氷枕などを使って、両側の首筋や、わきの下、足の付け根を冷やすと効果的に体温を下げることができます。
水分と塩分を補給しましょう。冷たい水を、自分で持って飲んでもらうと、体にこもった熱を奪うだけでなく、水分補給もできます。また、経口補水液やスポーツドリンクを飲めば、汗で失われた塩分も適切に補えます。
ただ、吐き気を訴えたり、意識がなかったりするなど、自分で水分を摂ることができない場合は、口から水分を補給するのは禁物です。すぐに病院へ運んでください。