宮崎で1時間に50ミリ超の非常に激しい雨 24時間で270ミリ超 土砂災害に警戒
きょう31日、暖かく湿った空気の影響で、九州南部や四国を中心に活発な雨雲がかかっています。宮崎県では1時間に50ミリを超える非常に激しい雨が降りました。これまでの24時間で、270ミリを超えて、8月の平年1か月分のおよそ半分の雨が降った所も。土砂災害や河川の増水、氾濫に警戒が必要です。
●宮崎県では1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨
きょう31日、暖かく湿った空気の影響で、九州南部や四国を中心に活発な雨雲がかかっています。特に宮崎県では雨量が多くなっており、延岡市北方では8時43分までの1時間に55.5ミリ、宮崎県都農町では午前8時16分までの1時間に55.0ミリの非常に激しい雨が降りました。非常に激しい雨とは、ゴーゴーと滝のように降り、傘が全く役に立たなくなるような雨です。
また、これまでの24時間で、美郷町南郷では272.0 ミリ(9時まで)の雨が降りました。これは、8月の平年1か月分のおよそ半分ほどの雨が一気に降ったことになります。元々雨量が多い地域ですが、一度に降る量としてはかなりの雨量となっています。
●宮崎県には土砂災害警戒情報が発表されている所も
午前9時現在、宮崎県には土砂災害警戒情報の発表されている所があります。降り続く大雨のため、土砂災害警戒区域等では命に危険が及ぶ土砂災害がいつ発生してもおかしくない非常に危険な状況となっています。
特に崖の近くや谷の出口など土砂災害警戒区域等にお住まいの方は、市町村から発令される避難指示などの情報に留意し、少しでも安全な場所への速やかな避難を心がけてください。