あす31日は満月で、今年最大の満月、スーパームーンとなります。きょう30日夕方からあす31日明け方にかけて、月と土星が接近します。月と土星が地平線から昇るのが午後6時頃で、深夜をまたず天体ショーを楽しむことができそうです。スーパームーンと土星に注目を。

●きょう30日夕方~あす31日明け方 スーパームーンと土星が接近

今の時期は、土星を一晩中見ることができる観察の絶好期となっています。
きょう30日夕方からあす31日明け方にかけては、月が土星に接近します。
月と土星の接近は、今月3日から4日にかけてもタイミングがありましたが、その時は深夜から4日未明にかけてが観測できる時間帯となりました。
今回は土星が地平線から昇るのが午後6時頃と早まるため、深夜をまたずに、天体ショーを楽しむことができそうです。

肉眼でも見ることができますが、天体望遠鏡を使うと、土星の美しい環まで観測できそうです。

●あす31日は今年最大の満月 スーパームーン

あす31日は、午前10時36分に満月となり、1年のうちで最大の満月、スーパームーンとも呼ばれます。

あす8月31日は、2023年の中で地球から最も近い位置で満月となり、2月6日の今年最も遠い満月に比べて、視直径が約14パーセント大きく、光っている面積も約29パーセント広く、その分明るくなります。

また、同じ月に2回満月がある時に、2回目の満月をブルームーンと呼ぶことがあります。今年8月は満月が2日と31日の2回あり、あす8月31日の満月はブルームーンでもあります。

あす31日未明から明け方にかけて見える満月は、今年最大のスーパームーンであり、ブルームーンでもあるのです。

●今夜の星空指数 関東や東北で観測チャンス大

きょう30日は、西日本の太平洋側は夜にかけても断続的に雨が降り、天体観測にはあいにくの天気となりそうです。
東海や北陸はやや雲が多めですが、雲の切れ間から観測できるタイミングがあるでしょう。
関東や東北は、夜も晴れる所が多く、観測できる可能性が高くなりそうです。範囲は狭いものの、突然の雨や雷雨にはご注意ください。

沖縄や九州北部、北海道は所々で雨が降りますが、ずっと厚い雲がかかるわけではなく、観測のチャンスはありそうです。

ぜひ、気楽な気持ちで夜空を見上げてみてはいかがでしょうか。

情報提供元: tenki.jp日直予報士