北海道 太平洋側西部で激しい雨に あす以降暑さが戻る
北海道付近には、東の高気圧から暖かく湿った気流が入り、北海道太平洋側西部の胆振地方では断続的に雨が降っています。激しい雨に見舞われる恐れもあり、低い土地への浸水や土砂災害、河川の増水に注意して下さい。また、一時の猛暑から解放されたところが多い北海道ですが、あすから広い範囲で厳しい暑さになりそうです。熱中症や食中毒には十分注意してください。
●【胆振地方では激しい雨の恐れ】
太平洋側西部の胆振地方では、吹き続ける南よりの風の影響で断続的に雨が降り、登別ではきょうになってから正午までの雨量が101.0mmの大雨となり、また、きょう明け方6時18分までの1時間に21.0mmの強い雨を観測しました。登別市や隣接する白老町ではきょう夕方にかけて局地的に激しい雨が降る見込みで、大雨による土砂災害や低い土地への浸水、河川の増水に十分注意してください。
降り続く雨により、アンダーパスなど周囲より低くなって箇所では冠水しているケースがあります。車の運転の際にこのような箇所を通行する際には事前に十分速度を落とし、周囲の安全を確認してから通過するようにしてください。
●【あす以降、暑さが戻る】
おととい28日ときのう29日は、北から北東の風が吹いた所が多く、暑さの和らいだ所が多くなった北海道。きのうの帯広の最高気温は24.8℃と、今月16日以来、およそ2週間ぶりに25℃に届きませんでした。きょうも正午までの最高気温が21.2℃にとどまっています。
しかし、あすからは南よりの風が吹いて広い範囲で厳しい暑さが戻る見込みです。あす31日は札幌や函館、旭川などで最高気温が30℃以上の真夏日が予想されており、帯広でも29℃まで上がるでしょう。あさって1日は道東で更に気温が上がり、帯広は最高気温が34℃が予想されています。
その先を見ても、天気は晴れや雨の日があるものの、札幌では来週5日ごろにかけて最高気温が30℃前後が見込まれ、雨が降って湿度が高くなる日を中心に蒸し暑くなる日もありそうです。9月になりますが、当面は熱中症や食品の管理に引き続き十分注意してください。