台風11号「ハイクイ」発生 1日頃に暴風域を伴い沖縄へ接近 今後の動向に注意
28日(月)午前9時、マリアナ諸島で、台風11号「ハイクイ」が発生しました。今後は、発達しながら西よりに進み、1日(金)頃に暴風域を伴い沖縄へ接近する見込みです。今後の動向に注意が必要です。
●台風11号「ハイクイ」発生
28日(月)午前9時、マリアナ諸島で台風11号「ハイクイ」が発生しました。中心気圧は996hPa、中心付近の最大風速は18m/s、最大瞬間風速は25m/sとなっています。
台風11号は今後、海面水温30℃以上の領域を進むため発達しながら西よりに進み、9月1日(金)頃には風速25メートル以上の暴風域を伴って、沖縄へ接近する見込みです。沖縄や奄美では30日(水)頃から大荒れや大しけとなるおそれがあります。今後の動向に注意が必要です。
●台風の発生数 8月は5個目
台風は、平年だと一年に約25個発生し、8月が5.7個と一年で一番多くなっています。今回発生した台風11号で、8月は5個目となります。
9月にかけて、本格的な台風シーズンが続きます。日頃から、ハザードマップや避難経路の確認をしたり、水はけがよくなるよう側溝の掃除をこまめにするなど、備えは万全にしておきましょう。
●台風の名前
「ハイクイ」は、中国が用意した名前で「イソギンチャク」に由来しています。台風の名前は、「台風委員会」(日本含む14カ国等が加盟)で各加盟国などの提案した名前が、あらかじめ140用意されていて、発生順につけられます。準備された140を繰り返して使用(140番目の次は1番目に戻る)されますが、大きな災害をもたらした台風などがあると、加盟国からの要請によって、その名前を以後の台風では使用しないように別の名前に変更することがあります。