雨雲や雷雲が発達し、落雷が多数発生しています。今夜も雷雨や激しい雨に注意。あす27日(日)も大気の非常に不安定な状態が続くでしょう。九州から東北は晴れ間が出ますが、あちらこちらで雨や雷雨になり、局地的に激しい雨が降りそうです。北海道は断続的に激しい雨が降り、大雨となる恐れがあります。

●26日(土)　雨雲や雷雲が発達　「記録的短時間大雨情報」相次ぐ

きょう26日(土)は南からの暖かく湿った空気と上空の寒気の影響で、広く大気の非常に不安定な状態になっています。九州から東北を中心に所々で雨雲や雷雲が発達し、落雷も多数発生しています。香川県綾川町付近やまんのう町付近、秋田県小坂町付近や鹿角市北部付近では、猛烈な雨が降ったとみられ、「記録的短時間大雨情報」が発表されました。

今夜も雷を伴った激しい雨や非常に激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒してください。落雷や竜巻などの激しい突風にも注意が必要です。

●27日(日)　ゲリラ豪雨に注意

あす27日(日)も大気の非常に不安定な状態が続くでしょう。

九州から東北にかけては晴れ間がでますが、山沿いだけでなく、平野部でもあちらこちらで雨雲や雷雲が発達する予想です。雷を伴って激しい雨の降る所があるでしょう。8月最後の日曜日でお出かけされる方もいらっしゃると思いますが、天気の急な変化にご注意ください。

北海道は雲に覆われ、昼頃から広く雨が降るでしょう。日本海側とオホーツク海側を中心に、断続的に雷を伴った激しい雨の降る所がありそうです。大雨による土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に十分注意してください。

●ゲリラ豪雨に遭遇したら

ゲリラ豪雨(局地的な大雨)に遭遇したら、次の3つのことを心がけてください。

① 頑丈な建物に入りましょう。発達した積乱雲は、ゲリラ豪雨(局地的な大雨)だけでなく、落雷や竜巻などの突風をもたらすこともあります。屋外にいる場合は、すぐに頑丈な建物に入り、2階以上の、窓から離れた所へ避難しましょう。
② 最新の気象情報を確認しましょう。ゲリラ豪雨(局地的な大雨)は、ごく狭い範囲で、短い時間に大量の雨が降るというのが、特徴です。雨雲レーダーをチェックすると、「今、どこで雨雲が発達しているのか」という実況だけでなく、「この後、雨雲がどこへ進むのか」という予想もわかります。自分のいる付近を拡大すれば、より詳しく知ることができます。
③ 地下施設・水辺から離れましょう。ゲリラ豪雨(局地的な大雨)が街中で発生すると、アスファルトなどによって水はけが悪いために、思わぬ所に水が溜まる恐れがあります。地下施設にいる場合は、できるだけ早く、地上の高い所へ移動してください。また、雨宿りをする際は、建物の地下室や、地下街を避けましょう。橋の下も、川が急に増水する恐れがありますので、絶対に避けてください。

情報提供元： tenki.jp日直予報士