関東の空に環水平アーク 空の高い所に浮かぶ雲の中に見える「七色の光の帯」
きょう14日(月)昼前、群馬県前橋市で「環水平アーク」が現れました。「環水平アーク」とは、空の高い所に浮かぶ雲の中に見える、虹のような七色の光の帯です。
●かなとこ雲と水平環
きょう14日(月)昼前、群馬県前橋市で「環水平アーク」が現れました。「環水平アーク」とは、空の高い所に浮かぶ雲の中に見える、虹のような七色の光の帯です。(別名、「水平環」や「水平虹」と言います。)
環水平アークは、太陽の光が、上空の高い雲の粒(氷の結晶)によって折り曲げられることで発生します。(太陽光の波長の違いなどにより、太陽に近い方が暖色系の色で、太陽から遠ざかるにつれて、徐々に、寒色系の色へと変化して見えます。)
環水平アークが発生しやすい条件は、日差しがある一方で、空の高い所に雲がかかる日です。特に、太陽高度が高い春~夏の時期、昼前後の時間帯は、環水平アークが見えやすくなります。ぜひ、空を見上げてみてはいかがでしょうか。
●きょうの関東 晴れていても急な激しい雨や雷雨に注意
きょうの関東地方は台風7号の影響で、あちらこちらに雨雲がかかっています。今夜にかけても、急に雨の降りだす所があるでしょう。雨雲の流れが早いため、晴れていても油断大敵です。急な激しい雨や落雷、竜巻などの激しい突風に注意してください。
なお、今夜からあす15日(火)の午前中にかけては、線状降水帯が発生して、大雨災害の危険度が急激に高まる可能性があります。最新の気象情報をこまめに確認し、大雨に備えてください。