きょう12日は強い日差しと暖気の影響で、関東甲信~中国、四国を中心に猛烈な暑さとなりました。兵庫県豊岡市では22日連続猛暑日となり、国内で歴代2位タイの長さとなっています。この先も猛烈な暑さが収まる気配はなく、台風が接近しても気温の高い状態が続く見込みです。

●豊岡市で22日連続猛暑日 長野県内では観測史上1位も

きょう12日は、関東甲信~中国、四国を中心に最高気温が35℃以上の猛暑日の所が多くなりました。

全国で最も暑くなったのは岐阜県郡上市八幡で最高気温39.1℃を観測。このほか東京都心は今年19回目の猛暑日で、年間最多日数の記録を更新し続けています。長野県木曽町は36.1℃、飯島町は35.5℃といずれも観測史上1位タイの暑さとなりました。

今年は猛烈な暑さが長く続く傾向で、兵庫県豊岡市はきょうで22日連続猛暑日に。これは大分県日田市の1990年7月19日~8月9日、1994年7月3日~24日と並んで、国内では歴代2位タイの長さになります。(国内歴代1位は、岡山県高梁市で2020年8月9日~9月1日の24日連続。)

※きょうの最高気温は午後4時までの値。

●今後も暑さ収まらず 台風接近で日本海側は再びフェーン現象か

この先の予想最高気温を見ると、関東や北陸~近畿を中心に35℃以上の所が多くなりそうです。

あす13日は名古屋市や大阪市で38℃で、東海や近畿の内陸では40℃近くまで上がる所があるでしょう。全国の猛暑日の数は1週間ぶりに200地点を超える見込みです。

更に14日(月)以降は日本海側でまた危険な暑さとなり、15日(火)新潟市で38℃が予想されます。台風に向かって吹き込む南よりまたは東よりの風が山を越えて高温となる「フェーン現象」が発生するものとみられます。

台風が去った後も関東~近畿を中心に猛暑日の所が多く、暑さが収まる気配はありません。

●車移動の増えるお盆 車内温度の効率的な下げ方は

お盆の期間は車での移動が多くなります。車内が高温になった時に、効率よく温度を下げるにはどうすればよいのでしょうか。

車内温度が55℃と高温になった駐車車両の車内温度を下げるための方法を複数試したところ、最も早く温度が下がったのは「窓を全開にして車のエアコン(オート)を外気温導入、温度設定をLo(最低)にして走行し、2分後に窓を閉め、エアコンを内気循環にして3分間走行する方法」でした。この方法では5分後の車内温度が28℃になりました。

上の画像のように、窓を全開にしてエアコンを外気導入にして走り出し、車内の熱気を出したら窓を閉め、内気循環にして冷やすことが最も効率的に車内を涼しくする方法と考えられます。

情報提供元: tenki.jp日直予報士