石川県小松市で40.0℃ 全国で今年2回目の40℃以上「酷暑日」に
きょう10日、石川県小松市では最高気温が40.0℃に達しました。8月5日に観測された福島県伊達市梁川の40.0℃に続き、国内で今年2回目の40℃以上となります。
●石川県小松市で40℃以上 全国で今年2度目の「酷暑日」
きょう10日、台風6号が朝鮮半島を北上し、日本付近には南から暖かく湿った空気が流れ込んでいます。日本海側では、強い日差しと南風が山を吹き降りる際に熱風となるフェーン現象の影響で、危険な暑さとなっています。
石川県小松市では、午後3時5分に最高気温が40.0℃に達し、全国で今年2回目となる酷暑日(最高気温40℃以上)になりました。石川県小松市では最高気温が観測史上1位の値を更新しています。
今年は、全国で初めて40℃以上になったのは、福島県伊達市梁川では8月5日に最高気温40.0℃を観測しました。
また、北海道の函館市は午後3時5分に35.4℃を観測し、観測史上初めて猛暑日となりました。
このあとも危険な暑さが続くため、熱中症に厳重に警戒してください。
※「酷暑日」は日本気象協会が独自でつけた名称であり、気象庁が定義しているものではありません。
●熱中症の応急処置
熱中症は、できるだけ予防したいものですが、万が一、症状が疑われる場合は、次のような応急処置が必要です。
まずは、涼しい場所へ移動しましょう。冷房の効いた部屋や、屋外では風通しのよい日陰で、できるだけ早く、体を冷やしてください。
衣服を緩めて、体から熱を逃がしましょう。体温を下げるためには、冷やした水のペットボトル、氷枕などを使って、両側の首筋や、わきの下、足の付け根を冷やすと効果的に体温を下げることができます。
水分と塩分を補給しましょう。冷たい水を、自分で持って飲んでもらうと、体にこもった熱を奪うだけでなく、水分補給もできます。また、経口補水液やスポーツドリンクを飲めば、汗で失われた塩分も適切に補えます。
ただ、吐き気を訴えたり、意識がなかったりするなど、自分で水分を摂ることができない場合は、口から水分を補給するのは禁物です。すぐに病院へ運んでください。