きょう8日、南鳥島近海で台風7号が発生。今週後半には暴風域を伴ったまま「強い」勢力で小笠原諸島に接近する恐れがあります。小笠原諸島では暴風や高波に厳重な警戒を。13日頃にかけて、強い勢力のまま伊豆諸島へ接近し、本州にも影響する恐れも。お盆は台風の動向に要注意。

●新たに発生した台風7号 週後半に小笠原諸島に接近恐れ 早めの対策を

動きの台風6号の影響にも厳重な警戒が必要な中、きょう8日、南鳥島近海で新たな台風7号が発生しました。

早くも、今週後半には暴風域を伴ったまま「強い」勢力で小笠原諸島に接近する恐れがあります。
台風の接近に伴い、小笠原諸島では10日から12日は非常に強い風が吹く見込みで、警報級大雨となる可能性があります。
また、11日から12日は暴風となる恐れがあるでしょう。小笠原諸島では、暴風や高波、大雨に警戒、注意が必要です。

その後、台風7号は、13日頃にかけて、強い勢力のまま伊豆諸島へ接近する恐れもあります。
伊豆諸島でも、台風の進路や発達の程度によっては13日頃は暴風となる可能性があり、また、10日から13日頃にかけて大しけとなる可能性があります。強風や高波に注意、警戒してください。

●予想される風・波・雨(小笠原諸島)

<風の予想>
10日に予想される最大風速(最大瞬間風速)
小笠原諸島  20から24メートル(25から35メートル)

<波の予想>
10日に予想される波の高さ
小笠原諸島  6メートル(うねりを伴う)
※11日から13日頃にかけても、うねりを伴った大しけが続く恐れ。

<雨の予想>
9日12時から10日12時までに予想される24時間降水量(多い所)
小笠原諸島 およそ50ミリ

10日12時から11日12時までに予想される24時間降水量(多い所)
小笠原諸島 100から150ミリ
その後、12日にかけて雨量は更に増えるおそれがあります。

暴風や高波に警戒し、土砂災害や河川の増水、低い土地の浸水に注意、警戒してください。
天気が荒れる前に、台風の対策を行って安全に過ごせるようになさってください。

●関東の南海上 海面水温が高い 台風発達の恐れ

台風6号の北上で、沖縄や九州南部の海面水温が一時に比べて下がっている一方で、関東の南の海面水温は、平年に比べて1℃以上高いエリアが広がっています。

台風7号は発達しながら北上し、暴風域を伴って「強い」勢力で小笠原諸島に接近する恐れがあります。その後の進路はまだわかっていませんが、勢力を保ちながら北上した場合、お盆の天気に大きく影響する恐れがあります。

お盆休みも台風7号の情報に目が離せなくなってきました。
最新情報を確認しながら、無理のない行動予定を立てるようにしてください。

情報提供元: tenki.jp日直予報士