台風6号 非常に強い勢力で今夜から沖縄にかなり接近 沖縄本島は昼前から暴風
台風6号は非常に強い勢力を維持したまま、今夜から沖縄地方にかなり接近。沖縄本島ではきょう昼前から暴風となり、あすにかけては一部の住家が倒壊するおそれもある猛烈な風が吹き荒れるでしょう。暴風や高波、高潮に厳重な警戒が必要です。
●非常に強い勢力で 今夜から沖縄にかなり接近へ
大型で非常に強い台風6号は、きょう1日(火)午前7時には南大東島の南西約210キロにあって、1時間におよそ15キロの速さで北西へ進んでいます。
沖縄地方の広い範囲と奄美地方は、風速15メートル以上の強風域に入っています。沖縄では、すでに非常に強い風が吹き、海は猛烈なしけとなっている所があります。
台風6号は「非常に強い勢力」を維持したまま、今夜からあす、あさってにかけて、沖縄地方にかなり接近する見込みです。
●風の影響は
台風の接近に伴って、沖縄や奄美ではさらに風が強まります。沖縄本島ではきょう昼前から暴風となり、あす2日(水)にかけては、一部の住家が倒壊するおそれもある猛烈な風の吹く所があるでしょう。奄美ではきょう夕方から、先島諸島でも今夜には暴風となる所がありそうです。できるだけ頑丈な建物の中で過ごし、窓から離れるなど暴風に厳重に警戒してください。
なお、沖縄本島や先島諸島では、あさって3日(木)も暴風となる見込みです。
●波の影響は
沖縄本島や大東島では猛烈なしけが続くでしょう。先島諸島でも次第に大しけとなり、2日(水)は猛烈にしける見込みです。奄美地方の海域でも3日(木)にかけてうねりを伴った大しけや猛烈なしけとなる所があるでしょう。高波に厳重に警戒してください。
また、沖縄では、台風の影響と大潮の時期が重なるため4日(金)頃にかけて潮位が高くなる見込みです。海岸や河口付近の低い土地では、高潮による浸水や冠水に厳重に警戒してください。高潮と重なりあった高波による浸水などにも厳重な警戒が必要です。
●雨の影響は
沖縄や奄美は、台風本体の活発な雨雲がかかり、断続的に激しい雨や雷雨となるでしょう。暴風が吹き荒れ、窓に雨が叩きつけるような横なぐりの雨となります。沖縄本島では夜になると「非常に激しい雨」の降る所がありそうです。土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。
なお、台風は東シナ海で速度が遅くなるため、3日(木)以降も沖縄や奄美では大荒れの天気が続き、台風の影響が長引くおそれがあります。このあとも最新の台風情報や気象情報をこまめに確認してください。