午前中から猛暑日に 午後は40℃に迫る暑さに 熱中症に厳重警戒を
きょう28日も午前中からグングン気温が上がっていて、午前11時までに全国31の観測地点で35℃以上の猛暑日となりました。午後も気温が上がり、40℃に迫る暑さとなる所もありそうです。熱中症に厳重に警戒が必要です。
●午前中から猛暑日に
日本付近は高気圧に覆われて、北海道から九州の広い範囲で晴れています。午前中から気温が上がっていて、午後11時までの最高気温は、埼玉県越谷市で36.5℃を観測したほか、全国31の観測地点で、午前中から35℃以上の猛暑日となりました。
きのう(27日)全国で最も高い気温を観測した大阪府枚方市でも35.3℃と、8日連続の猛暑日となっています。
●午後は40℃に迫る暑さに
午後はさらに気温が上がり、40℃に迫る暑さとなる所もありそうです。きょう日中の最高気温は、京都と大分県の日田で39℃、前橋、埼玉県の熊谷、岐阜、滋賀県の大津、福岡県の久留米、佐賀は38℃の予想です。
また、東京都心は36℃の予想で、きょう35℃以上の猛暑日となれば、今月10回目の猛暑日となり、7月としての猛暑日日数の最多を更新します。(これまでの最多は2001年の7日)
また、熱中症警戒アラートが、北海道十勝地方、宮城県、茨城県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、山梨県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県、新潟県、富山県、石川県、福井県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、鳥取県、島根県、岡山県、広島県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県、山口県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県(奄美地方除く)、沖縄県八重山地方の、今年最多となる計40都道府県に発表されています。
こまめに水分や休憩をとる、屋内でも暑さを我慢せずに冷房を使用するなどして、熱中症に厳重に警戒してください。
●熱中症の応急処置
熱中症は、できるだけ予防したいものですが、万が一、症状が疑われる場合は、次のような応急処置が必要です。
まずは、涼しい場所へ移動しましょう。冷房の効いた部屋や、屋外では風通しのよい日陰で、できるだけ早く、体を冷やしてください。
衣服を緩めて、体から熱を逃がしましょう。体温を下げるためには、冷やした水のペットボトル、氷枕などを使って、両側の首筋や、わきの下、足の付け根を冷やすと効果的に体温を下げることができます。
水分と塩分を補給しましょう。冷たい水を、自分で持って飲んでもらうと、体にこもった熱を奪うだけでなく、水分補給もできます。また、経口補水液やスポーツドリンクを飲めば、汗で失われた塩分も適切に補えます。
ただ、吐き気を訴えたり、意識がなかったりするなど、自分で水分を摂ることができない場合は、口から水分を補給するのは禁物です。すぐに病院へ運んでください。