東京都心で35℃超 今年初めて猛暑日に 関東は体温並みの危険な暑さ
きょう10日、東京都心では最高気温が35℃以上と、今年初の猛暑日になりました。きょうの関東地方は広い範囲で猛暑日が予想されており、内陸部では体温並みの高温となるでしょう。熱中症対策を万全にし、体調が優れない場合は早めの応急処置を心がけてください。
●東京都心で今年初の猛暑日
きょう10日、関東地方は朝から強い日差しが照りつけ、気温がグングン上がっています。東京都心では、11時20分頃に、最高気温が35℃を超えて、今年初の猛暑日(最高気温35℃以上)になりました。
きょうの関東地方は広い範囲で猛暑日が予想されており、東京都心のほかにもさいたま市など、午前中からすでに猛暑日となっている所もあります。内陸部では37℃近くまで上がり、体温並みの高温となる所があるでしょう。
また、東京都心ではあすも猛暑日が続く予想で、水曜日以降も33℃から35℃くらいと、猛烈な暑さが長く続く予想です。また、夜間も気温の下がり方は鈍く、寝苦しい夜も続きます。日中はもちろん、夜間も熱中症対策を万全にし、体調が優れない場合は早めの応急処置を心がけてください。
●熱中症の応急処置
熱中症は、できるだけ予防したいものですが、万が一、症状が疑われる場合は、次のような応急処置が必要です。
まずは、涼しい場所へ移動しましょう。冷房の効いた部屋や、屋外では風通しのよい日陰で、できるだけ早く、体を冷やしてください。
衣服を緩めて、体から熱を逃がしましょう。体温を下げるためには、冷やした水のペットボトル、氷枕などを使って、両側の首筋や、わきの下、足の付け根を冷やすと効果的に体温を下げることができます。
水分と塩分を補給しましょう。冷たい水を、自分で持って飲んでもらうと、体にこもった熱を奪うだけでなく、水分補給もできます。また、経口補水液やスポーツドリンクを飲めば、汗で失われた塩分も適切に補えます。
ただ、吐き気を訴えたり、意識がなかったりするなど、自分で水分を摂ることができない場合は、口から水分を補給するのは禁物です。すぐに病院へ運んでください。