近畿で今年初めての猛暑日 内陸部を中心に今年一番の暑さ 熱中症に厳重な警戒を
今日7月4日、奈良県十津川村の風屋では気温が35度に達し、近畿地方で今年初めての猛暑日となりました。風が弱く、海風が届きにくい内陸部を中心に、今年一番の猛烈な暑さとなっています。向こう一週間も体にこたえる暑さが続くため、昼夜を問わず熱中症に厳重な警戒が必要です。
●京都・福崎(兵庫)でも猛暑日 各地で厳しい暑さ
今日は各地で朝から強い日差しが照りつけ、8割を超えるアメダス地点で30度以上の真夏日となっています。奈良県の風屋以外にも、京都府京都市中京区で35.0度、兵庫県福崎町で35.1度に達するなど、内陸部では猛烈な暑さとなっている所があります。
●7日(金)の日中は再び猛烈な暑さ 夜も熱中症の恐れ
明日5日は、各地とも日中を中心に雨が降るでしょう。6日(木)から7日(金)ごろはいったん天気が持ち直しますが、8日(土)以降は梅雨空の日が多く、雨の降る日もある見込みです。
7日(金)の日中は強い日差しで気温が上がり、京都と奈良で再び猛暑が予想されています。また、夜間は気温が下がりにくく、寝苦しさが続くでしょう。
●熱中症 厳重警戒の日がズラリ 危険レベルの日も
向こう一週間の熱中症情報では、厳重警戒レベルの日が多く、中には危険レベルの日もあります。昼間の気温が極端に高くない日も、湿気が多いと熱中症にかかるリスクが高まります。
猛暑が予想される日の昼間は、屋外での長時間にわたる活動は控え、こまめな水分補給、適度な塩分補給を心がけましょう。夜間もエアコンを使用したり、寝る前にコップ一杯の水を飲むなど、快適な睡眠環境づくりをしてください。
●熱中症の応急処置
熱中症は、できるだけ予防したいものですが、万が一、症状が疑われる場合は、次のような応急処置が必要です。
まずは、涼しい場所へ移動しましょう。冷房の効いた部屋や、屋外では風通しのよい日陰で、できるだけ早く、体を冷やしてください。
衣服を緩めて、体から熱を逃がしましょう。体温を下げるためには、冷やした水のペットボトル、氷枕などを使って、両側の首筋や、わきの下、足の付け根を冷やすと効果的に体温を下げることができます。
水分と塩分を補給しましょう。冷たい水を、自分で持って飲んでもらうと、体にこもった熱を奪うだけでなく、水分補給もできます。また、経口補水液やスポーツドリンクを飲めば、汗で失われた塩分も適切に補えます。
ただ、吐き気を訴えたり、意識がなかったりするなど、自分で水分を摂ることができない場合は、口から水分を補給するのは禁物です。すぐに病院へ運んでください。