近畿地方では、今日8日の夜から明日9日の朝にかけて、局地的に非常に激しい雨の降る恐れがあります。アンダーパスなど低い場所には一気に水がたまり冠水したり、ワイパーがきかないほど視界が悪くなる時間帯がありますので、強い雨が降り始めたら、車の運転を控えたりルートを迂回するなどの対策を取ってください。

●明日12時までの予想積算雨量 南部では200ミリ以上の雨の恐れも

今日8日の夜には、前線を伴う低気圧が近畿地方を通過する見込みです。明日9日12時までの24時間積算雨量は、中部や南部の多いところで200ミリになる予想で、今夜から明日の朝にかけて警報級の大雨となる可能性があります。先日の記録的な大雨により、地中には大量の水分が蓄えられて地盤の緩んでいる地域があるため、少しの雨でも土砂災害に注意・警戒が必要です。

●非常に激しい雨とは

非常に激しい雨は、1時間雨量が50ミリ以上~80ミリ未満の雨を表しています。これは、滝のように降る雨で、ゴーゴーと降り続くイメージです。また、傘は全く役にたたないレベルで、木造住宅の屋内では、寝ている人の半数くらいが雨に気づくほどです。外では水しぶきで、あたり一面が白っぽくなり、視界が悪くなるため、車の運転は危険です。
まわりの雨水が集まると、その地点に降った雨の量よりも多く、水がたまることもあります。非常に激しい雨が降ると予想される所では、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水・氾濫に、十分ご注意ください。

情報提供元: tenki.jp日直予報士