29日月曜は、本州付近は広く雨が降り、気温はあまり上がっていません。正午の気温は、長野市では、28日日曜より約7℃も低い18.2℃でした。東京都心・名古屋市では、共に5月上旬並みでした。ただ、30日火曜は、関東から西では、気温も湿度も高く、ムシムシと感じられる所が増えそうです。

●雨で ランチタイムも 気温があまり上がらず

5月最後の月曜は、本州付近に前線が停滞した影響で、広い範囲で雨が降り、朝から気温があまり上がっていません。

正午の気温は、長野市では、4月下旬並みの18.2℃と、28日日曜より約7℃も低くなりました。

東京都心では20.1℃、名古屋市では21.4℃と、共に5月上旬並み。秋田市は17.8℃、新潟市は18.8℃、松江市は20.8℃と、いずれも5月中旬並みでした。

●30日火曜 関東から西 太平洋側中心にムシムシ

ただ、このヒンヤリした状態は、続きません。

30日火曜の最高気温は、関東から中国、四国では、25℃前後の所が多いでしょう。東京都心は24℃、名古屋市は27℃、大阪市は25℃、広島市は24℃の予想です。気温だけでなく、湿度も高くなるので、ムシムシとした体感になりそうです。

さらに、九州や沖縄は、30℃くらいまで気温が上がり、鹿児島市や那覇市では29℃の予想です。こちらは、蒸し暑いと感じるくらいでしょう。

●暑熱順化をするために 日常生活でできること

暑さが厳しくなる前に、おすすめなのが、「暑熱順化」です。

暑熱順化には、体を暑さに慣れさせることが重要です。個人差もありますが、暑熱順化には数日から2週間程度かかります。暑くなる前から余裕をもって暑熱順化のための動きや活動を始めましょう。
暑熱順化のための動きや活動には、次のようなものがあります。

・ウォーキングやジョギング
帰宅時にひと駅分歩く、外出時にできるだけ階段を使用するなど、少し汗をかくような動きをしましょう。目安としては、ウォーキングの場合の時間は1回30分、ジョギングの場合の時間は1回15分、頻度は週5日程度です。

・サイクリング
通勤や買い物など、日常の中で取り入れやすいのがサイクリングです。目安とし
ては、時間は1回30分、頻度は週3回程度です。

・筋トレやストレッチ
室内では、筋トレやストレッチなどで軽く汗をかくことができます。ただ、室内
の温度や湿度には十分注意して、暑くなりすぎたり、水分や塩分が不足したりし
ないようにしましょう。目安としては、時間は1回30分、頻度は週5回~毎日
程度です。

・入浴
シャワーのみで済ませず、湯舟にお湯をはって入浴しましょう。入浴の前後に
は十分な水分と適度な塩分を補給し、入浴して適度に汗をかくとよさそうです。
目安としては、入浴の頻度は2日に1回程度です。

暑熱順化ができても、数日暑さから遠ざかると効果はなくなってしまいます。自分が暑熱順化できているかを意識し、まだ暑熱順化できていないときには、こまめな水分補給や涼しい場所での休憩などで熱中症を予防しましょう。

情報提供元: tenki.jp日直予報士