北海道で昼前から30℃に迫る高温 最高気温は真夏並みに 5月といえど熱中症注意
きょう26日(金)も、北海道ではオホーツク海側を中心に気温がグングン上昇中。昼前にすでに30℃近くまで上がっている所も。最高気温は北海道で真夏並みとなる所があるほか、平年より高くなる所があるでしょう。まだ体は暑さに慣れていない時期ですので、熱中症に注意が必要です。
●北海道はきょうも暑い
きのう25日(木)は、北海道や東北でこの時期としては気温が高くなり、最高気温は北海道網走地方の佐呂間町で30.4℃、小清水町で30.1℃と真夏日になりました。
きょう26日(金)も、広く晴れている北海道ではオホーツク海側を中心に気温が上がっています。午前11時30分までの最高気温は、網走地方の佐呂間町29.6℃、大空町29.5℃、興部町と遠軽町の生田原29.2℃と、午前中から真夏日に迫る気温となっています。
また、九州でもすでに25℃を超えている所が多く、大分県日田市では28.7℃まで上がっています。
●予想最高気温 北海道は真夏並みも 東北も動くと汗ばむくらいに
きょうも、北海道ではオホーツク海側を中心に気温が高く、最高気温は真夏並みとなる所があるでしょう。朝と日中との気温差が大きくなる所がありますので、体調管理に注意が必要です。
東北も25℃くらいまで上がり、この時期としては3℃前後高めです。体を動かすと汗ばむくらいでしょう。関東甲信から九州では平年並みかやや高い程度ですが、それでも25℃前後と広く半袖の陽気で、九州では30℃近くまで上がる所がありそうです。
●熱中症を引き起こす条件
熱中症は、誰でも発症するおそれがあり、引き起こす条件は、大きく3つ挙げられます。
1つめは「環境による条件」です。その日の気温が高いだけでなく、急に暑くなった日や、熱波の襲来も危険です。また、湿度が高い、風が弱い、日差しが強いといった気象条件も、熱中症を引き起こします。締め切った室内や、エアコンがない所といった環境も、熱中症には特に注意が必要です。
2つめは「体による条件」です。高齢者や乳幼児、体に障害がある方は、周りの方が特に気をつけてあげてください。肥満や持病(糖尿病、心臓病、精神疾患など)のある方も、熱中症にかかるリスクが高まります。低栄養状態、脱水状態の方は、体にこもった熱を、効率良く体の外へ逃がせなくなるおそれがあります。二日酔いや寝不足などの体調不良でも、熱中症にかかりやすくなってしまいますので、ご注意ください。
3つめは「行動による条件」です。激しい運動をしたり、慣れない運動をしたりすると、体内で熱が発生しますが、その熱が体の中にこもったままだと、熱中症にかかりやすくなります。長い時間の屋外作業や、水分補給がしにくい状況も、熱中症を引き起こす原因になりますので、十分お気を付けください。