きょう8日(月)の関東甲信は、昼頃まで局地的に激しい雷雨で、大雨になる恐れ。これまでにすでに大雨となっている所もあるため、土砂災害に厳重警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒を。沿岸部を中心に北よりの風が強まるため、強風や高波にも注意が必要。

●けさ 局地的に強い雨 神奈川県箱根町ではすでに総雨量300ミリ超え

きょう8日(月)は、前線が日本の東から本州南岸を通って沖縄の南にのびて、前線上の低気圧が東北東へ進んでいます。

関東甲信は各地で雨が降っていて、所々で降り方が強くなっています。1時間降水量は、神奈川県山北町の丹沢湖で28.5ミリ(~02:55)、神奈川県箱根町で24.5ミリ(~03:25)、横浜市で24.0ミリ(~03:26)、千葉市で12.5ミリ(~01:29)、東京都心で7.5ミリ(~03:35)などとなっています。

なお、長野県や神奈川県などで大雨となっている所があり、降り始め(6日正午)からきょう8日午前5時までの降水量は、長野県御嶽山で344.0ミリ、神奈川県箱根町で321.0ミリ、神奈川県山北町の丹沢湖で179.0ミリ、山梨県山中湖村で96.0ミリ、千葉市で117.5ミリ、東京都心で59.5ミリなどとなっています。(数字はアメダス速報値)

●昼頃にかけて 土砂災害や浸水害に警戒

きょう8日(月)の夜にかけて、低気圧は日本の東へ進む見込みです。前線や低気圧に向かって、暖かく湿った空気が流れ込むため、関東甲信では、昼頃にかけて大気の状態が不安定となるでしょう。

これから、昼頃にかけて断続的に雨が降り、雷を伴って道路が川のようになるほど激しい雨の降る所があるでしょう。

あす9日午前6時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
伊豆諸島で80ミリ
関東北部・南部で60ミリ
甲信で25ミリ

きょう8日に予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
関東北部・南部、甲信、伊豆諸島で30ミリ
の見込みです。

すでに大雨となり、土砂災害の危険度が非常に高くなっている所があります。引き続き、土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。また、落雷や突風、雹(ひょう)にも注意が必要です。海上ではうねりを伴う高波にもご注意ください。

●北風がヒンヤリ 暖かい服装で

きょう8日(月)は、あと2,3時間は雷を伴った激しい雨の降る所がありますが、昼過ぎには雨のやむ所が多いでしょう。北部では晴れる所もありそうです。ただ、雨がやんだ後も、油断しないで、きょういっぱいは土砂災害や河川の増水などにご注意ください。

最高気温は、きのう7日(日)より低いでしょう。20℃に届かない所がほとんど、4月中旬から下旬並みの見込みです。北よりの風がやや強いため、体感はさらに肌寒くなりそうです。昼間でも薄手の上着やカーディガンなど羽織る物が必要でしょう。暖かい服装で、体調を崩さないようにお気をつけください。

情報提供元: tenki.jp日直予報士