石川県能登地方 地震活動が活発 夕方から再び雨脚が強まる 引き続き土砂災害に警戒
石川県能登地方では、地震活動が活発になっています。5日、震度6強の揺れを観測した珠洲市など、地盤が脆弱になっている可能性が高くなっています。土砂災害に警戒を続けて下さい。
●石川県能登地方 地震活動が活発 5月に入ってから震度4以上を4回観測
5日、石川県珠洲市で、震度6強の揺れを観測するなど、石川県能登地方では、地震活動が活発になっています。
上のグラフは、石川県能登地方の地震活動の最大震度別回数です。今月に入ってから(2023年5月1日から7日午前8時までの期間)は、震度1以上を74回観測し、このうち震度4を2回、震度5強を1回、震度6強を1回観測しています。
●石川県珠洲市 降り始めからの降水量 2日以内で5月平年ひと月の半分超
石川県では、きのう6日から前線や湿った空気の影響で、雨が降っています。降り始めから、きょう7日午前11時までの降水量は、珠洲市で57.5ミリを観測し、2日以内で、5月平均ひと月の半分を超えました。
●石川県 夕方以降は再び雨強まる 土砂災害に警戒
気象庁は、今回の地震で揺れの大きかった地域では、地盤が脆弱になっている可能性が高いため、大雨警報・注意報の発表基準準(土壌雨量指数基準)について、通常基準より引き下げて運用しています。
午前11時10分現在、珠洲市では警戒が必要な地域もあります。
石川県では、きょう7日午後は、雨は一旦弱まったり、止んだりすることがありますが、夕方以降、再び強まるでしょう。雨はあす8日朝まで続き、北風がやや強まる見込みです。
あす8日午前9時までに予想される24時間降水量は、多い所で、加賀80ミリ、能登60ミリです。
能登では、大雨による土砂災害に警戒を続けて下さい。雨雲が予想よりも発達した場合は、加賀でも警報級の大雨になる恐れがあります。