東海地方では、岐阜県美濃市で30.1℃を観測し、今年初の真夏日となりました。あす22日以降、暑さは一旦おさまりそうです。寒暖差で体調を崩さないよう気をつけて下さい。

●季節外れの暑さとなった要因は?

15時までの最高気温は、東海地方で最も高かった岐阜県美濃市で30.1℃を観測し、4月の観測史上1位タイの記録となりました。東海地方の上空1500m付近には、12℃以上の暖かな空気が流れ込んでいます。また、太平洋側で暖められた空気が南寄りの風にのって、岐阜県の内陸部に運ばれて、そこに強い日差しも加わったため、ぐんぐん気温が上がりました。

東海地方の暑さランキング2位は、三重県桑名市で29.0℃、3位は岐阜県下呂市(金山)で28.9℃、名古屋市(千種区)でも28.5℃を観測しました(8位)。

●〈名古屋〉4月の最高気温ランキング

岐阜県美濃市で30℃以上の真夏日となりましたが、名古屋市でも、4月に真夏日を観測したことはあります。最高気温ランキングを見てみますと、1891年の観測開始以来、30℃以上の真夏日を2回観測したことがありました。
この時期に、夏日や真夏日を観測しますと、朝晩との寒暖差が大きくなります。また、新生活が始まり疲れも出てくる頃です。暑さにも慣れていない時期ですので、十分な睡眠をとって体調を崩さないよう気をつけて下さい。

●週間天気

この土日は、季節外れの暑さはおさまるでしょう。北日本中心の西高東低の気圧配置となるため、沿岸部を中心に風が強く吹く見込みです。

あす22日(土)は、東海地方に広がっている雲域が南に下がるため、スッキリと晴れる所が多いでしょう。ただ、静岡県では、局地的な前線が発生するため雲が広がりやすく、にわか雨の所もありそうです。23日(日)は、上空の気圧の谷の影響で薄雲がかかる時間はありますが、天気の崩れはなさそうです。静岡県では引き続き、局地的な前線の影響で雲が広がりやすく、スッキリしない天気となりそうです。

来週は大体晴れる日が多いですが、25日(火)から26日(水)は、低気圧や前線が本州付近を通過するため、まとまった雨量となるでしょう。

情報提供元: tenki.jp日直予報士