きょう(4日)は、晴れた所が多く、各地で平年を上回る陽気となりました。最高気温は、東京都心や仙台市などは4月上旬並み。仙台ではウメが開花しました。来週は暖気が更に強まって、一段と暖かくなりそうです。

●仙台は4月並みの陽気でウメ開花

きょう(4日)は、晴れた所が多く、日中の気温は各地で平年を上回りました。午後3時までの最高気温は仙台市で12.7℃と4月上旬並みとなり、ウメが開花(平年より3日遅く、昨年より11日早い)。

東京都心も17.4℃まで上がり、きのう(3日)の寒さは解消。4月上旬並みの陽気となりました。

東海～九州も軒並み15℃以上で、大阪市16.5℃(3月下旬並み)、広島市16.7℃(3月下旬並み)など、いずれもきのうより5℃も上がりました。

●来週は更に気温上昇

この先1週間は、暖気が流れ込みやすく、一段と暖かくなる見込みです。特に週の後半は気温の上昇が顕著になるでしょう。

あす5日～あさって6日は、雨が予想される関東などで一時的に気温が下がりますが、7日(火)頃には東北～九州で16℃～18℃くらい、8日(水)以降は関東から西で20℃くらいの日が続くでしょう。

東京都心や名古屋市では9日(木)以降は連日20℃以上の予想です。仙台市も7日(火)からは15℃以上の日が続きそうです。

●全層なだれの季節

この時期、気温が上がってくると、積雪の残る地域では雪解けが進んで、なだれの危険性が高まります。なだれは大きく分けて2種類あります。

1つは「表層なだれ」です。古い雪の上に新たに積もった雪が滑り落ちる現象で、1～2月頃の寒さが厳しい冬の時期に、多く発生します。

もう1つは「全層なだれ」です。こちらは、山に積もった雪が、全て滑り落ちる現象で、気温が上昇する春先に多く発生します。特に雨が降った後や、フェーン現象などで気温が上がった時は注意が必要で、斜面の上の固くて重い雪が、流れるように滑り落ちてきます。過去になだれが発生した斜面や、積雪に亀裂が入っている所などは、全層なだれの危険性が高い場所といえます。

このほか、屋根からの落雪や、除雪によって道路わきに集められた雪が崩れることもあります。軒先での作業や車の運転などは十分ご注意ください。

情報提供元： tenki.jp日直予報士