札幌周辺でも 最大50センチ前後の大雪による交通障害に注意・警戒を
北海道の南を通過する低気圧の影響で、道内は広い範囲で雪が強まるでしょう。札幌から小樽にかけてや、渡島半島周辺など、24時間で最大30から50センチ前後の大雪となる恐れがあります。交通機関の運行に影響が出ることもあるため、明日(20日)は行動前に運行状況を確認するようにして下さい。
●低気圧が北海道南岸を東進 全道的に雪に
今夜(19日)までに渡島半島周辺に発生する低気圧が、発達しながら明日(20日)にかけて北海道の南を通過するでしょう。北海道付近の上空には非常に強い寒気が流れ込み、大気の状態が不安定となります。
今夜には道南で雷を伴って雪の降り方が強まる見込みです。明日未明には後志や石狩地方、胆振地方、十勝地方などでも雪が強まり、局地的な大雪となる恐れがあります。石狩中部や南部では明日正午までの24時間で降る雪の量が40センチに達するでしょう。湿った重たい雪となり、電線着雪による停電などが発生する可能性もあります。
また、オホーツク海側でも、低気圧の吹き返しの北東風により、長時間強い雪が続き、大雪となる恐れがあります。
●大雪呼ぶ小低気圧 明日午後以降も札幌周辺で引き続き雪の強まる恐れあり
明日午後の低気圧通過後は、北海道付近は冬型の気圧配置に変わるでしょう。日本海に小低気圧が発生する可能性があり、更なる大雪の危険性があります。
強い寒気によって発生した雪雲が日本海上でまとまり、積丹半島から札幌周辺にかけての地域に、局所的に流れ込む恐れがあります。強い雪が数時間にわたって降り、一気に積雪が増えることもあり、1月の大雪のように幹線道路の通行に支障が出る恐れもあるため、明後日(21日)にかけては交通情報をこまめに確認するとよさそうです。